千秋楽 第一話「千秋楽」
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小劇団「灯座」の看板女優・棗このみ(27歳)。 代表作『髪切り』は、終幕で主人公が自らの髪を断つ場面が見せ場で、 これまで毎公演、ウィッグで処理してきた。 ロングランの千秋楽、最終場の直前、主宰兼演出家の榊が楽屋で告げる—— 「楽日だけは、本身でやれ。」 暗転した舞台に、一条の琥珀のスポットライト。客席は闇に沈み、誰の顔も見えない。 見られている確信だけがあり、視線を返せないまま、このみは台本どおり鋏を入れる。 だが台本より深く、鋏が止まらない。役の断髪と本物の断髪の境が溶けていく。 つやのある黒髪ロングが、一房ずつ舞台の床に落ちていく。 仕上げは顔のない黒衣がバリカンで引き継ぎ、耳上のおかっぱを残して後ろとサイドを高く剃り上げる。 そして幕が下り、カーテンコール——短くなった頭を、満場の拍手の中に晒して。 【収録】フルカラー30ページ/全88コマ 【エンジン】喪失・無力・羞恥。三幕構成(本身の宣告 → 舞台上の自切と剃り上げ → 幕切れの余韻) 【方針】散髪の屈辱に特化した非性的作品。性的表現・露出はありません。 【生成】AI(画像生成)を用いて制作。 ※登場人物はすべて成人(20歳以上)です。作中の劇団・公演・状況はフィクションです。
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