裏国分寺・採取標本スワッグ|五つの夜から選ぶ物語の束【受注制作】
- 影ターミナルの帰路ショップの通常発送日数:支払いから7日以内あんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,300
- 祠の裏の風ショップの通常発送日数:支払いから7日以内あんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,300
- 姿見の池・夜ショップの通常発送日数:支払いから7日以内あんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,300
- 森の薬師が置いていった束ショップの通常発送日数:支払いから7日以内在庫なしあんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,300
- 帰らなかった夜の花束ショップの通常発送日数:支払いから7日以内あんしんBOOTHパックで配送予定物販商品(自宅から発送)¥ 1,300

――これは、花束ではない。 裏国分寺のどこかで採集された植物を、ひとつの物語として束ねたもの。 夜の駅。 祠の裏を通り抜ける風。 月明かりを映す池。 森の奥にある薬草庫。 そして、帰らなかった夜だけが残る庭。 それぞれの場所には、それぞれの植物が生えている。 香術堂の薬師は、必要なときに裏国分寺へ入り、その時期に採れる植物を採取する。 そして一束ずつ、表の世界へ持ち帰る。 このスワッグは、そんな**「裏国分寺の採取標本」**です。 壁に吊るせば、そこだけ少し夜になる。
五つの採取標本
## 五つの採取標本 裏国分寺には、植物が生えている場所がいくつもある。 同じ草木でも、採取された場所によって、少しずつ違う物語を持つ。 今回ご用意したのは、その中でも特に記録の多い五つの採取標本。 どれも、注文を受けてから採取区画を確認し、その時期に採取できる植物を選んで一束に仕立てます。 --- ### 01|影ターミナルの帰路 **――「今日は、ここまででいい」** 終電がなくなったあと。 表の国分寺から見えなくなった線路の向こうに、影ターミナルが現れる。 そこには、行き先の書かれていない列車が一台だけ停まっている。 乗らなくてもいい。 帰る場所が決まっていなくてもいい。 ホームの端に生えている植物を一束だけ持って帰れば、その夜はちゃんと終わる。 この標本は、そんな「帰路」のために採取された植物を束ねたもの。 **主な採取植物** ラベンダー/ローズマリー/ティーツリー/レモンバーベナ/コノテガシワ/タイム 細長い植物を中心に、夜の線路を思わせる縦長のシルエットに仕立てます。 **採取記録:夜間・線路周辺** --- ### 02|祠の裏の風 **――「言葉を、少し外へ」** 古い祠がある。 正面から見れば、ただの小さな祠。 けれど、その裏側に回ると、いつも風が吹いている。 風は、ときどき言葉を持っていく。 言えなかったこと。 言わなくてもよかったこと。 誰にも渡せなかった手紙。 だから、祠の裏に生える植物は、みんな少しだけ同じ方向へ傾いている。 この標本は、その風の通り道から採取された植物を束ねたもの。 **主な採取植物** フェンネル/笹/レモンバーム/ミント/ヨモギ/ラムズイヤー/カモミール/ローズゼラニウム 細い茎や葉を長めに残し、風に流されるような横長のシルエットに仕立てます。 **採取記録:祠裏・風道** --- ### 03|姿見の池・夜 **――「今の自分を映す池」** 姿見の池は、顔を映さない。 疲れている自分。 怒っている自分。 迷っている自分。 何もしたくない自分。 ときどき、「本当はこうしたかった」という自分まで映す。 池の水面を覗き込んだ者は、自分を変えることを求められない。 ただ、そこにいる自分を見せられる。 池のほとりに生える植物もまた、誰かの姿を否定しない。 この標本は、夜の姿見の池から採取された植物を束ねたもの。 **主な採取植物** 紫陽花/ラベンダー/リンデン/セージ/ホワイトセージ/ラムズイヤー/コノテガシワ/ティーツリー 青灰色、紫、銀緑を中心に、月明かりの水面を思わせる静かな束に仕立てます。 **採取記録:姿見の池・北岸** --- ### 04|森の薬師が置いていった束 **――「必要な人が持っていくこと」** ある朝。 香術堂の戸口に、小さな薬草束が置かれていた。 誰が置いたのかはわからない。 ただ、束には一枚の札が結ばれていた。 **「必要な人が持っていくこと」** 薬師は何も尋ねなかった。 そのまま店先に吊るしておいた。 翌朝には、もうなくなっていた。 誰が持っていったのかも、わからない。 この標本は、裏国分寺の薬草採取区画から持ち帰られた植物を中心に仕立てます。 **主な採取植物** オレガノ/セージ/ローズマリー/マジョラム/タイム/ヨモギ/エキナセア/カレンデュラ/ネトル 花束というより、薬草庫からそのまま持ち出してきたような、無骨な薬草標本として仕立てます。 **採取記録:薬草区画・森側** --- ### 05|帰らなかった夜の花束 **――「その夜も、その人の夜だった」** 裏国分寺には、「帰らなかった夜」だけが集まる場所がある。 そこでは、枯れた花も捨てられない。 折れた枝も。 落ちた葉も。 季節を終えた花も。 帰らなかったことを、誰も責めないために。 そこに残された植物は、少しずつ色を失いながら、それでも長いあいだ、その場所に立っている。 ときどき、花のない金木犀の枝から、季節外れの香りがするという。 誰も、その理由を調べようとはしない。 この標本は、そんな「帰らなかった庭」から採取された植物を束ねたもの。 **主な採取植物** 紫陽花/ナンテン/ツバキ/ハナカイドウ/柿/松/金木犀の枝/カレンデュラ/セントジョーンズワート/ミカン 枯れた枝、葉、花の色の変化もそのまま活かし、時間が止まった庭のような姿に仕立てます。 **採取記録:帰還不能区画** --- ### 五つの標本、五つの夜。 01|夜 02|風 03|水 04|薬 05|記憶 どれを選んでも、届くのは植物の束ひとつ。 けれど、その束がどこから来たのかを記した「採取記録票」と、その場所にまつわる「物語カード」が一緒に届きます。 **あなたが持ち帰るのは、植物か。 それとも、その夜か。**
受注制作について
こちらはご注文をいただいてから制作する受注制作作品です。 注文を受けると、香術堂の薬師が裏国分寺の採取区画や倉庫を確認し、その時期に調達できる植物から一束を仕立てます。 そのため、 ・使用する植物 ・花や葉の量 ・色味 ・全体の大きさ ・シルエット ・乾燥具合 などには一点ずつ個体差があります。 季節によって採取できない植物がある場合は、物語の雰囲気を損なわない範囲で別の植物に置き換えることがあります。 同じ注文を受けても、同じ束は二度とできません。 そのときの裏国分寺、そのときの植物、そのときの採取記録。 一束ごとに異なる「一夜限りの標本」としてお楽しみください。
同梱物
・物語のスワッグ 1点 ・裏国分寺「採取記録票」 ・各スワッグに対応した「物語カード」 採取記録票には、標本番号・採取時期・使用植物などを記録します。 あなたのもとへ届くのは、植物を束ねただけのものではありません。 裏国分寺から、表の世界へ持ち出された一つの記録です。
ご注意
・観賞用・インテリア用です。食用ではありません。 ・植物は時間とともに退色、乾燥、変形していきます。 ・直射日光、高温多湿を避けて飾ってください。 ・自然素材のため、葉や花の欠け、色むら、形状の個体差があります。 ・配送中に葉や花が少量落ちる場合があります。 ・小さなお子様やペットの手の届かない場所でご使用ください。 これは植物標本ではなく、物語を保存するための束です。 ―― 香草庵・香術堂 裏国分寺・採取標本シリーズ

