【紙版】青春被害者の会 議事録 第二回「加害者達」
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青春に被害を受けた者、あるいは受ける事すら叶わなかった者。青春を拗らせた者、青春に懐疑的な者。そんな人間達が集まって「青春」という概念を、様々なテーマからの解体を試みた「青春被害者の会 議事録」シリーズ。 第一回「被害者達」 第二回のテーマを「加害者達」とし、青春の偶像を書き表した一冊になっています。 前回の執筆者に加え、新たにお二人の方に寄稿いただきました。 独立した一遍である無印良品の「イノセントリリー」、舞茸の「八月三十二日の話」の他、結城心湊の「春の風に誘われて」と無印良品の「その傷に、あえて名前をつけるなら」が、また、遊桜の「瞳の先の貴方へ」と舞茸の「愛と名付けるには罪深い」が二つで一つの連続した物語となっています。先に他者の書いた作品があって、それを前提に別の物語を書き進めました。別作品をそっくりそのまま伏線として利用した形になります。 イノセントリリー / 無印良品 天文部に所属する七瀬(ななせ)と東雲(しののめ)はそれぞれ、花弁嘔吐症と植物寄生病という病を患っている。七瀬の東雲に対する甘い感情は緩やかに、それでも確実に二人の体を蝕んでいく。 その傷に、あえて名前を付けるなら / 無印良品 卒業前だというのに単調な人生に飽き飽きとしていた桜庭咲(さくらばさく)は、後輩である伊弦(いづる)という少年に出会う。桜庭は卒業までの暇潰しとして、彼に心の傷を付けて弄ぶことにした。 春の風に誘われて / 結城心湊 幽霊が出ると噂される音楽室の扉を開けた汐田奏(しおたかなで)は、ピアノ椅子に腰かける伊弦の美しさに目を奪われる。彼へのぼんやりとした憧れは、次第に彼女をピアノへと導いていく。 瞳の先の貴方へ / 遊桜 文芸部に所属する立花玲(たちばなれい)は、同じく文芸部員である笹木怜雄(ささきれお)に憧れを抱いている。しかし笹木は立花の知らない誰か、もういない誰かを忘れられずにいるようだった。立花はある時、ひょんなことから笹木の憧れである「彼女」の記憶を追体験する。 愛と名付けるには罪深い / 舞茸 母から創作以外の生き方を教わらなかった虚崎夏澄(きょうさきかすみ)は母の死後、彼女の書いた小説を模した人生を生きることを決意する。虚崎はある日、自分のような創作家になりたいと憧れの眼差しを向ける笹木に出会う。虚崎は人生という名の作品を完璧にする為、笹木を利用することを決めた。 八月三十二日の話 / 舞茸 少女は神様になりたかった。フィクションのように誰かにとって絶対的な存在に。そしてある日、「八月三十二日を探してる」と言う少年との出会いをきっかけに、少女は彼にとっての神様になろうと決意する。



