【PDF版】青春被害者の会 議事録 第四回「〝you〟」
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青春に被害を受けた者、あるいは受ける事すら叶わなかった者。青春を拗らせた者、青春に懐疑的な者。そんな人間達が集まって「青春」という概念を、様々なテーマからの解体を試みた「青春被害者の会 議事録」シリーズ。 第一回「被害者達」 第二回「加害者達」 第三回「思い出」 第四回のテーマを「〝you〟」とし、青春の偶像を書き表した一冊になっています。 舞茸の小説「天使は青を見上げるか」「あいについて」、舞茸の詩「Y〇U」、明原星和の小説「華尼拉」、汐涙の小説「過食性ブルー」、雨間雨音の小説「其方の音楽」、音無漣の小説「くらむ夏、君はいなずま。」という七つの作品をまとめました。 今作からイメージPVの制作も始めました。中身について少しだけ触れている、告知も兼ねた映像です。 華尼拉 / 明原星和 自身を青春に適性がない人間と評する少年はある日、ひっそりとした校舎裏でとある少女と出会う。青と呼ぶには何かが違う、バニラのような青春の始まりの物語。 過食性ブルー / 汐涙 茉莉(まつり)はいつも夢を見る。彼の先輩である撫菜(なづな)の登場する夢。でもその日は違う。夢とも現実ともつかぬ場所で二人は確かに出会い、そして彼らが過ごした街を共に巡る。追憶や懐古に浸る為ではなく、未練と後悔に向き合う為に。 其方の音楽 / 雨間雨音 佐々木音楽(ささきおんがく)はかつての級友であった其方楽器(そなたがっき)の葬式へと向かう。二人はかつてピアノを通して知り合った友人だったが、時間や世界が少しずつ変わり、同時に二人の距離も変わっていってしまったのだった。 くらむ夏、君はいなずま。 / 音無漣 鬱屈とした人生を送るミズキは、ある日自殺に失敗したユウカという少女と出会う。少しずつ距離の縮まる二人だったが、ユウカには大きな隠し事があった。 天使は青を見上げるか / 舞茸 映画の中に登場する「天使」というキャラクターに運命的な出会いを感じた星見(ほしみ)は、その「天使」を演じた天音(あまね)と出会う。二人は作中には描かれなかった「天使」を撮るという試みを通じながら、自分が本当に欲しかった「天使」を見つめ直していく。 Y〇U / 舞茸 舞茸の思う〝you〟を物語へと変換せず、原液のような言葉にした一片の詩。 あいについて / 舞茸 静也(しずや)は人間ではない。藍(あい)の為に完璧な小説を書き続けるだけのAIだ。「小説を書く」という自身の在り方に疑問を持つ静也の為、どこまでも人間である藍は彼の為に意味を探す。しかしあることをきっかけに、二人の立場は根本的に変わってしまう。



