1/700 鉄道省 宇高航路 曳船(1隻)・貨車渡艀(3隻)セット
Physical (worldwide shipping)
- 「松風丸」+ 前期型貨車渡艀Ships within 7 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)3,650 JPY
- 「第三橋立丸」+ 後期型貨車渡艀Ships within 7 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)3,650 JPY
Physical (ship to Japan)
- 「松風丸」+ 前期型貨車渡艀Ships within 7 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)3,650 JPY
- 「第三橋立丸」+ 後期型貨車渡艀Ships within 7 daysShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)3,650 JPY

1910年に本州と四国の鉄道網を結ぶため開設されたのが宇高航路(宇野-高松)で、当初の貨物輸送はそれまでの海上輸送と同様に貨車から降ろした荷物をハシケに積込、対岸へ到着後また貨車に積みなおす。という多大な人力と時間を使っての輸送でした。しかし、鉄道を用いて広範囲な荷物を集め、広範囲へ輸送が可能になると集まる荷物の量も加速度的に増加し、積み替えの手間を省くため、1921年貨車を直接ハシケに搭載して海上を輸送する根本的な効率化に着手するために建造されたのが、「貨車渡艀」でした。 これ以前の高松~大阪間の輸送時間は5~6日間かかっており、そのうち1日以上が宇高連絡船の荷下・航送・積込にかかっていたが、これが約4時間で済むようになり、3日~4日間に短縮され、他の港経由の輸送よりも安価で高速で輸送ができ、水損や破損といった物流事故も激減した影響は大きく高松駅を有する香川県経済全体を押し上げたほどでした。 原則として、運用は3隻の「貨車渡艀」を1隻の「曳船」で航行してり、貨車渡艀の第1号~第8号はワム2両+ワ1両。第9号~第14号はワム3両が搭載できるため、1航行あたり9両の貨車を運搬可能でした。画期的な輸送方法ながら離着岸の効率が悪く、更なる輸送能力の強化が見込めないことから、1929年には自航式の車両航送型連絡船「第一宇高丸」が建造され、補助的な運用に切替わりましたが、1942年の関門トンネル(鉄道)の開通に伴い余剰となった「第一関門丸」型の転入により、貨車渡艀の定期運用は廃止されました。 ◆各バージョンの特徴 ・「松風丸」+ 前期型貨車渡艀 本航路で、貨車渡艀を導入時から運行廃止まで一貫して曳航に従事したのが「松風丸」で明治末年(1912年)に建造された宮島厳島航路用鋼製連絡船でした。前期型貨車渡艀には、ワム2両・ワ1両の計3両が積載可能で、第一号~第八号の8隻が前期型とされています。 ・「第三橋立丸」+後期貨車渡艀 本航路の貨車渡艀曳船の花形的存在が「第三橋立丸」です。残されている貨車渡艀を曳航中の写真の大半は「第三橋立丸」が曳航しているもので、舞鶴-宮津(天橋立)航路用の鋼製連絡船として1910年に建造されたものを転用されたものでした。後期貨車艀には、ワム3両が積載可能で、前期型より大型化し、第九号~十四号が後期型とされています。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 また、エッチングパーツ・デカールなどは付属しませんので、ご了承ください。 完成時全長 松風丸:約3.3cm 第三橋立丸:約4.6cm 貨車渡艀(前期):約3.9cm 貨車渡艀(後期):約4.0cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日 「松風丸」+ 前期型貨車渡艀:2025年3月24日 「第三橋立丸」+ 後期型貨車渡艀:2025年3月25日