偉人学 #26 佐々木小次郎 ― 伝承の中で育った人を読む(epub・PDF)
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昇進の選考に落ちた。最後の大会の決勝で負けた。受験に失敗した年の話を、今も持ち出される。負けた経験を引きずり、人にどう覚えられているかが気になる人に向けた一冊です。舟島の勝負に敗れたことで、四百年にわたって語り継がれてきた佐々木小次郎の姿から、勝ち負けの後に残る物の見方と、自分の評価と距離を取る方法をたどります。 小次郎は、本人の書いた物が一つも残っていない人です。勝負の40年ほど後に、勝った宮本武蔵の養子が小倉に建てた碑の文には、相手の名は「岩流」とだけ刻まれ、「小次郎」の名は細川家の家臣の家の記録『沼田家記』に、「佐々木小次郎」という今の形は、さらに百年以上のちの伝記『二天記』に、初めて現れます。名前も、出身も、師も、年齢も、史料によって違います。本書は、どれか一つに決めず、各章を「記録にあること」と「後世の伝え」の二段に分けて読みました。小倉碑文・『沼田家記』・『二天記』は、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている明治の刊本の版面で文字を確かめて引き、伝わる話には【伝承】の印をつけています。二段に分けるたびに記録の段に残る、岩流の兵法の師として弟子を持ち、約束を守って一人で島に立った兵法者の姿を、敬意をもって描きました。 各章は、今の暮らしの悩みの場面(昇進の選考・転校・師範の試験・市民マラソン・昔の失敗のあだ名・最後の大会・50代の転職・地域の夏祭り・保護者の噂・定年など)、記録にあること、後世の伝え、時代の背景、この本の読み方の順に進み、章の終わりに「今の暮らしに置き直す」「長く続ける土台」「今日の1手」の三つをまとめています。今日の1手は、10〜15分ほどでできる小さな行動です。 【章立て】 第1章 名前が定まらない人 ── 自分がどう覚えられているか気になる時、まず何を確かめればいいか 第2章 出身の二つの説 ── 「どこの出か」で見られるのがつらい時、何を語ればいいか 第3章 師の伝え ── 誰に習ったかで値踏みされる時、何を見せればいいか 第4章 長い刀 ── 目立つ特徴ばかりで覚えられる時、どう受け止めればいいか 第5章 技の名が人を覚えさせる ── 一つの出来事だけで呼ばれ続ける時、どう向き合えばいいか 第6章 舟島の朝、三つの記録 ── 負けた場面を何度も思い返してしまう時、どう書き留めればいいか 第7章 年齢の謎 ── 年齢で決めつけられる気がする時、何を物差しにすればいいか 第8章 島の名になった人 ── 負けた場所に名前が残ってしまった時、どう向き合えばいいか 第9章 物語の中で育つ ── 噂や物語で自分の像が勝手に育つ時、どう距離を取ればいいか 第10章 負けた側が残した物 ── 負けたあと、自分は何を残せるか 【分量】約5.3万字・全10章(まえがき・あとがき・出典一覧つき) 【形式】epub と PDF の2形式を同梱したダウンロード商品です。スマートフォン・タブレット・パソコンで読めます。 本書は歴史上の人物と逸話を題材にした読み物で、負けた経験や人の評価との付き合い方の見方をまとめたものです。内容をどう生かすかは、読む方それぞれの状況と判断にゆだねられます。 note の有料記事「負けた後、人にどう覚えられるか気になる時に|佐々木小次郎 偉人学 #26・全10章」と同じ内容を、電子書籍の形にまとめたものです。 yukimura 偉人学 シリーズ 第二十六巻/著: yukimura ・表紙の絵と本文の下書きに生成 AI を使っています。史実は史料と照らして直しています。 この巻を含む8冊のセット(¥4,980):https://ijin-hack.booth.pm/items/9064046
