242点 柏紋 (かしわ) 日本の実用家紋 ZIP (AI, PNG, PSD)
- A 三つ柏3本葉脈 35点190 JPY
- B 三つ柏4本葉脈 35点190 JPY
- C 蔓柏3本葉脈など 36点190 JPY
- D 蔓柏4本葉脈など 36点190 JPY
- E 抱き柏5本葉脈など 23点190 JPY
- F 抱き柏4本葉脈など 23点190 JPY
- G 結び柏 22点190 JPY
- H 違い柏 30点190 JPY
- I 抱き鬼柏 4点160 JPY
サイズ1000px×1000px (余白あり) モノクロの透明背景。拡張子AI (ベクター線 CS2)、PNG、PSD (ベクター線) の3種類。※1つのZIPフォルダに一点ずつ個別のデータファイルがあります。 計242点 ━━━━━━ 【A】 三つ柏3本葉脈 【B】 三つ柏4本葉脈 【C】 蔓柏 剣柏ほか3本葉脈、(36番目)一族専用紋3本葉脈のみ1点 【D】 蔓柏 剣柏ほか4本葉脈、(36番目)一族専用紋4本葉脈のみ1点 【E】 立ち柏 鬼柏3本葉脈、抱き柏5本葉脈 【F】 立ち柏 鬼柏4本葉脈、抱き柏4本葉脈 【G】 細柏、巴柏、結び柏ほか 【H】 違い柏、一つ柏、二つ柏ほか 【I】 違い鬼柏
他サービスで提供中のデータから2度作り直しをした素材です。 ▼旧バージョン(ver. 1.0)も無料配布中 https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1415831
十大家紋に数えられる柏で使用家が多い家紋です。柏の葉は草薙の剣に携わる図柄で清い証とされ神職に多く「三つ柏」「抱き柏」が挙げられる。柏から蔓が伸びれば商売繁盛の恵比寿神を表す「蔓柏」。神職と商人と異なる家系に好まれ広まった家紋です。 《葉脈の違いに注視》柏や梶や桐の家紋は注視して家紋を確認すると葉脈の数が違います。特に柏の家紋の場合、「三つ柏」や「鬼柏」などは3本葉脈と4本葉脈。「抱き柏」は5本葉脈と4本葉脈の違いがあります。 自身の家紋を正しく知るためには新しい遺構ではなく先祖の古い遺構の家紋を“写真や文章で鮮明に記録しておく”ことが必須と言える。祖先を敬う心、自身のルーツを深く知る目的であれば遺構の撮影は決して悪い行いではありません。三つ柏を例にとると、3代以上の祖先は4本葉脈、自身の家は3本、別の同じ一族は4本という具合に伝承ミスが発生することがあります。業者の知識任せやあいまいな記憶に頼ることは避けるべきです。特に「柏の家紋は○本葉脈が一般的ですよ」「紋帳や紋鑑にある紋様しか注文できない」と薦めてくる石材業者や呉服店、家紋マニアを称する方が本当に多いので、しっかり焦らず自身の家紋を確認することが大事です。 《公文書に残る日本最古の家紋》柏紋は12代景行天皇の時代より確認されている純日本最古の家紋である。古代日本の公文書『日本書紀』によると「景行天皇53年10月(西暦123年)、12代景行天皇の東国巡幸の話。磐鹿六雁が現在の千葉県館山市と南房総市に海外線がまたがる館山湾で採れたハマグリを柏の葉を膳にして献上すると、その厚意に喜んだ天皇から膳臣の姓を賜る。それをきっかけに柏の葉を紋章とした。」と記されている。柏の葉の紋様が日本最古の家紋であると同時に千葉県館山湾が日本の家紋発祥の地と言える。しかし複数ある柏紋の中で、どの家紋を使用していたのかが分かる書物は残っていない。 【細三つ柏】(土佐高知) 侯爵山内家をはじめとして一族の中で後記の山内柏と共に、2つの家紋が使われている。 【丸に細陰三つ柏】(土佐高知新田) 高知県高知市の一部を治めていた高知新田藩主の山内家の家紋である。替紋に俗に呼ばれる白黒一文字(山内一文字)が使われている。共に遺構より確認済み。 【山内柏】(土佐高知) 侯爵山内家をはじめとして一族の中で前記の山内柏と共に、2つの家紋が使われている。脈で葉を割る形の細三つ柏の一種で土佐柏とも呼ばれている。地元に残る美術品等から確認。三菱グループを表すマークとして使用されている寄せ三つ菱こと「スリーダイヤ」の原型となった家紋がこの山内家の柏紋である。 (詳細な寄せ三つ菱紋の解説は“菱紋”を見よ) 【丸に出土佐柏(男爵山内家)】土佐藩主とは別血統の男爵山内家 (やまのうち)では、三つ葉が完全に円を突き抜けた特殊な土佐柏が使われている。遺構より確認済み。 【丸に鬼三つ柏】(丹後田辺) 牧野家は丹後田辺藩主として現在の京都府舞鶴市の地を治めていた。埼玉県鴻巣市の遺構より確認済み。 【丸に折れ柏】(フィクション)佐々木助三郎家 テレビ版初期および劇場版の佐々木助三郎家こと助さんの家紋は「丸に折れ柏」。後に「丸に出剣片喰」に変わる。 【抱き柏】東かがわ市に鎮座する白鳥神社宮司一家の社家の卜部氏猪熊家の家紋。抱き柏は卜部氏全体を指す家紋でもある。 【違い柏】(フィクション) 銭形平次家の家紋は「違い柏」。フィクションの人気時代劇、銭形といえば犯人を追いつめる時に銭を投げつける、江戸時代に流通した貨幣の「寛永通寶」を一番に思い浮かべる人がほとんどでしょう。実は銭形家にも家紋が設定されています。銭形家は平民の岡っ引き(町人の中でも中位から下位の顔聞き役)。そんな身分から紋付袴を着る機会がほとんどなく、風間杜夫版および北大路欣也版では家紋を確認することができない。そのため「寛永通寶」が家紋なのでは?と勘違いする視聴者まで出てくる有様。しかし大川橋蔵版の銭形平次では、紋付袴を披露する回が時たま見られるのです。それが「違い柏」です。令和4年に東映時代劇公式Youtubeの動画配信サイトで平次の活躍と家紋を目にすることができる。 【丸に違い柏】旧華族の子爵澁澤家の家紋として有名。「子爵」は大名嫡男家と同格。財閥を創設し多額の納税により国に貢献した人物など、平民出身者のほとんどは男爵の授爵に止まります。その中でも縁戚者を含めた純粋な平民出身者の中で唯一澁澤家だけが、4等爵位の子爵を授かっている。渋沢栄一氏は令和6年から一万円札の肖像画にも採用されている。丸に違い柏の制作にあたって、渋沢栄一氏関連の書物や所縁の物品を元に、現代的な形式にブラッシュアップして作製しました。装飾や遺構より確認済み。(執筆日 18/09/2022)