森小屋の十兄妹
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この本に興味をもってくださりありがとうございます! 【本作は】 ↓ 森の小屋に住む十人の兄妹たちが、一人ずつ何かを体験するお話。 直接表現は少ないですが、ややブラックなファンタジーです。 お好きな方は是非、 日常と非日常が混在する、御伽話のような世界観で ▷物語に感情移入する方は、お化け屋敷のような体験を ▶俯瞰で読み進める方は、ゲームマスターのような愉悦を 得ることになるかもしれません。 ①グリム童話やイソップ童話のようなテイストの物語 ②メルヘンチックかつ、どこか日常を思わせる独特な雰囲気 ③情景の浮かぶ、絵本のような読みやすさ をお楽しみいただけるかと思います! 大人も楽しめる童話、になるよう書きあげました! 読み疲れない、ほどよい没入感で、有意義な暇つぶしになります! YouTubeを眺めて日が暮れる日々に、変化を入れてみましょう!! ▽ これからたくさんの読みやすい短編集を本にしてお届けします! 新作の通知のため、ぜひ BOOTHのフォローをして 応援よろしくお願いします! また、割引キャンペーンやプレゼント企画の告知などもしますので、 SNSのフォローもよろしくお願いします! Ⅹ(旧Twitter):@say6novel 著者:セーイ6
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更にもう一話ぶん! noteかPDFで試し読み出来ます! note↓ https://note.com/say6novel/n/na06a28ca383a ------------------------------ 【第一話「はじめに」】 あるところに、森小屋で暮らす家族がいました。 彼らは大家族で、個性的な子どもが十人住んでいます。 そしてしっかり者な父と少々メルヘンチストな母も、いつもいっしょなのです。 さて、小屋の中ではいつも兄妹達は大騒ぎ。 食事も十人、遊びも十人、喧嘩も十人、なにをとっても大賑わい。 父と母は大変な暮らしでしたけれども、十兄妹を小屋で過ごさせました。 森は、子どもが遊ぶにはまだ早い場所だからです。 「暗くて、枝が多くて、根が足をかけてくるよ。」 父と母は兄妹たちにいつもよく言って聞かせました。 兄妹らもみな、父と母の言うことを守ります。 勝手に小屋を出る兄妹は、一人もいません。 「ついに、今日がやってきたのね。」 ある日、母が言いました。 「不安だわ、とっても。それでも、やらなくちゃ。」 いよいよ、その日がやってきました。 子どもたちが、森へ出て行く日です。 「わたし、お手紙書いたのよ。」 母は、父の手を強く握りしめました。 「いっしょに見届けましょうね、あなた。」 そうして、 森小屋に住む十兄妹の物語は幕を開けたのでした。 【第二話「手紙」】 ある朝、手紙をみつけた子供たち。 寝ぼけた目をこすりながら集まった十人兄妹。 ずらり、ぐるりとテーブルを囲んだ。 「なんだ、これ」と長男。 「母さんからの手紙だよ、兄さん」と次男。 「まぁ、読んでみましょうよ」と喜ぶ三女。 「ほんとに母さんからのかな」疑う四男。 「今日も可愛いね」「今日も格好いいわ」五男と六女。 「ねむいよぉ、二階に戻りたいわ」まだ眠そうな七女。 「お母さんがいないの、こわいよ」と怖がる八男。 「おてがみ、おてがみ」手を叩き、繰り返す九女。 「キャッキャッ」まだ言葉の出ない末の子。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 親愛なる子どもたちへ 母はお仕事をしてきます。家族のための大事な仕事よ。 森には危険な魔物がたくさん出ます。 でも今日は守ってあげられない。 外の空気をいっぱいに吸って、成長するあなたたちが見たいの。 今まで我慢ばかりさせて、辛かったでしょう。 退屈はもう嫌でしょうから、さぁお好きにして頂戴。 母より ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 読むやいなや、兄妹みんな散り散り逃げた。 あっち、こっち、外へ、中へ、あっという間。 楽しむ子、泣きじゃくる子、喜ぶ子、恐れる子。 みんな違う子、十人十色。 森小屋育ち、十人兄妹の行く末見守るように、 ぽつり残された母の手紙。 ------------------------------ 良ければご購入をご検討ください!
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