懐中日時計(無料版)
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・本PDFは、『大日本道中行程指南車』(文政3年・1820)所収の「日時計」のデザインを踏襲し、日の出日の入り計算を用いてCADで作図したものです。 ・黒い太線で切り抜いて使います。左右のはさみマークから切込みを入れ、上部の黄色い紙(黃かミ)の左右と下端に谷折りの折り目をつけておきます。(工作が得意な方は「補強パーツ」をスティックのりで貼ることをオススメします。) ・正午以降の時刻「九ツ(午の刻)」「八ツ(未の刻)」「七ツ(申の刻)」は普通の向きですが、午前の時刻「五ツ(辰の刻)」「四ツ(巳の刻)」は逆さに記してあります。 ・原図では判りづらかった「四ツ」「八ツ」の影の位置に、緑色の点・を加えました。また、旧暦ではなく「新暦」の月から不定時法を知ることができます。 ※A4サイズのペーパークラフト用厚紙に印刷して上部を折りたたむと、「洋形2号」(162×114mm)サイズの封筒に収納することができます。 【参考WEBサイト】 折りたたみ式日時計|品川区立 品川歴史館 https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/moyoshi/hidokei.html 『大日本道中行程指南車』(東北大学総合知デジタルアーカイブポータル) https://touda.tohoku.ac.jp/portal/item/10010000007815
全国版に先駆けて「日本橋」のみ無料公開
『大日本道中行程指南車』(1820)の「日時計」は誤差も大きく、大阪や福岡で使える1種類のみでしたが、本PDFには【お江戸】日本橋の緯度に対応した「懐中日時計」を収録しております。(全2ページ) 日本橋(北緯35.683°、東経139.767°): 埼玉県(南部)・千葉県・神奈川県・福井県・山梨県・長野県および岐阜県(ともに南部)・鳥取県・島根県(北部) ※有料版では日本初の石造日時計が今も残る長崎の「出島オランダ商館」をはじめ、全国15地域の緯度に対応した日時計を収録予定です。 ⓪ 出島の石造日時計(北緯32.75°、東経129.867°) ① 稚内(北緯45.417°、東経141.683°) ② 網走(北緯44.017°、東経144.283°) ③ 札幌(北緯43.05°、東経141.333°) ④ 函館(北緯41.817°、東経140.75°) ⑤ 青森(北緯40.817°、東経140.767°) ⑥ 盛岡(北緯39.7°、東経141.167°) ⑦ 酒田(北緯38.9°、東経139.85°) ⑧ 仙台(北緯38.267°、東経140.9°) ⑨ 輪島(北緯37.383°、東経136.9°) ⑩ 金沢(北緯36.583°、東経136.633°) ⑪ 日本橋(北緯35.683°、東経139.767°)※無料版と同データ ⑫ 京都(北緯35.017°、東経135.733°) ⑬ 福岡(北緯33.583°、東経130.383°) ⑭ 石垣島(北緯24.35°、東経124.167°) さらに2ページ目には煙草入れをイメージした「懐中日時計専用封筒」を同時収録。 ※有料版では「4色 ✕ 2パターン」を収録予定です。
いま何どきだい?
【使い方】 ①上部の黄色い紙(黃かミ)を折り上げて、左右の三角形を支えに垂直に立てます。 このとき、黄色い紙の底辺にしっかりと折り目をつけ、三角形の底辺が赤い太線の上にピッタリと沿うようにしておきます。 ②台紙を水平に持ち、四角い影が赤い太線の間に収まるように太陽の方角へ向けます。 ③影の長さと目盛りから、不定時法の時刻を読み取ります。 ・各時刻の「正刻(偶数の真太陽時)」は赤い線や緑色の点に影が来た頃を目安とします。 ・丸印は「半のしるし」であり、「九」の下が「昼九ツ半(真太陽時13:00前後)」または「朝四ツ半(11:00前後)」、「八」の下が「昼八ツ半(15:00前後)」または「朝五ツ半(9:00前後)」です。