1/700 朝鮮郵船 貨物船「新京丸」 1隻
- Ships within 7 daysOut of StockShips by Anshin-BOOTH-PackPhysical (direct)4,500 JPY

新京丸型貨物船は、昭和7年浦賀船渠がストックボートとして起工したもので基本設計の優秀さもあいまって、最終的に13隻の近縁船が建造され、後には逓信省(平時)C型標準船の基となったフネでした。 13隻のうち、朝鮮郵船が当初購入したのが「新京丸」「盛京丸」で、後日外観はほぼ同一とされる「安州丸」「定州丸」が追加発注され、貨物船ではあったものの少数の船客取り扱い設備もあり、「新京丸」は竣工後時期は不明ですが、救命艇の積み増しを含めた貨客船化工事を実施していました。 竣工した「新京丸」は当初、阪神発北部朝鮮経由、ウラジオストック行きという航路に就航。その後、昭和10年に朝鮮総督府からの要請で新潟から朝鮮北部直行便として配船されたものの、荷物・船客は集まらず赤字を出した上に、翌年には新潟港で濃霧のため座礁。という憂き目にあい直行航路は廃止され「新京丸」は従来就航していた阪神-ウラジオストック航路に戻りました。航路の一部では陸軍からの依頼で軍需品の輸送を担当していました。その後、昭和15年には海軍に徴用され特設砲艦に編入され、各種哨戒や機雷敷設、輸送任務に従事したものの昭和19年3月24日フィリピン、ミンダナオ島沖にて米潜からの雷撃を受け撃沈されました。 本キットでは、新京丸型貨物船「新京丸」を対象としたキットです。姉妹船とされる「盛京丸」とは船橋形状が一部異なります。その他、本形式と似ているとされる「安州丸」「定州丸」「山鳩丸」「日海丸」がありますが、細部の違いについては不明な点が多く、別途考証・改造が必要と想定されます。 また、大阪商船「洛東丸」型は、下記URLから販売中です。 https://dairin-model.booth.pm/items/4968507 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装のパーツセットとなります。また、部品切り出しにニッパーなどが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長:13.6cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日 民間船:2024年6月10日