【電子書籍】思考と体感
- Digital600 JPY

私たちは日々、考えながら、感じながら、生きている。 けれど現代では、「思考」が優位に立ち、「体感」は後回しにされがちだ。 気づけば、頭は忙しく回り続け、身体の声は聞こえなくなっている。 「本当はどう感じているのか」が、わからないままになっていく。 本書は、「思考を否定して体感に戻れ」と説くのではない。 思考の力を認めながら、体感という“もうひとつの知性”と再び手を結ぶこと。 その統合こそが、私たち本来のあり方を取り戻す鍵であることを、静かに提示する。 呼吸のリズムに耳を澄ませること。 違和感を判断せずに見つめてみること。 考えながら感じ、感じながら考えるという在り方を育てること。 フェルデンクライスや身体知、感覚的な哲学のエッセンスも交えながら、 思考と体感の「間」にひらかれる新たな感性の地図を描いていく。 思考だけでは届かず、感覚だけでも言葉にならない。 そのあわいにこそ、深い“わたし”が息づいている。
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