戦ふ交通営団 戦時下の地下鉄
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B5版 本文106ページ(モノクロ) データ形式 PDF 【内容紹介】 営団地下鉄こと帝都高速度交通営団は、太平洋戦争開戦直前の1941年7月4日に設立された。「帝都」なる前時代的な文字を冠しながらも、戦争遂行目的の組織ではないということで、戦後も存続を許された唯一の「営団」が交通営団である。 東京の地下鉄史といえば、戦前期の早川徳次や五島慶太を巡る「伝説」か、または戦後の新線建設時代における「技術」ばかりにスポットライトが当てられがちである。 しかし戦後直後の混乱期が収まって、すぐに丸ノ内線の建設に着手することができたのは、戦前と戦後をつなぐ戦時中に一定の準備、蓄積が行われていたからである。戦時下の営団は、いったい何を検討し、何をどこまで進めることができたのだろうか。 地下鉄史における最大のミッシングリンクである、戦時中の交通営団の実像を明らかにすべく、戦時体制下の日本における高度国防国家と地下鉄をめぐる様々な議論と、戦禍に巻き込まれていく地下鉄と職員の姿を、1937年から1947年まで歴史の歩みと共に描いた一冊である。 【お知らせ】 書泉オンラインまたは書泉店頭で書籍版も発売中です https://www.shosen.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=3751300
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