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B5判 本文232ページ(モノクロ) 本文204ページ(16万字 図表142点) 資料編28ページ(営業報告書摘要、関係者人名録、年表など) データ形式 PDF(テキストデータ検索可能) 【概要】 1917年12月30日に錦糸町と小松川を結ぶ私鉄として開業し、都電ネットワークに組み込まれた後、1972年に全線が廃止された幻の私鉄「城東電気軌道」。 開業百周年を迎えた2017年12月31日、コミックマーケット93で発表した「城東電気軌道百年史」から早くも5年が経過しました。 これは当時、ライターとしてデビュー前だった筆者にとって初となる長編作品でしたが、その後の仕事で経験を積む中で、いつか改めて書き直さなければならないと思っていました。 そこで今回、全ての史料を洗い直し、鉄道関係を中心にほぼ全ての内容を加筆・再構成した決定版です。 第1章 19,220字←13,107字 +約6,000字 第2章 20,341字←16,310字 +約4,000字 第3章 12,685字←13,065字 再構成 第4章 20,360字← 8,172字 +約12,000字 第5章 17,413字← 9,610字 +約7,000字 第6章 34,757字←11,675字 +約23,000字 第7章 35,447字←12,846字 +約22,000字 終 章 6,765字 第7章に統合 【内容】 本書は国立公文書館『鉄道省文書』や東京府公文書をベースに、当時の新聞・経済誌・紳士録・会社録から情報をひとつひとつ洗い出し、1910年の出願から1937年の東京乗合自動車合併までの構想、計画の変遷と挫折を描いた、城東電気軌道の解説書です。 いち鉄道会社の記録に留まらず、戦争・災害・恐慌に翻弄される同社の姿から戦前日本の実像が浮かびあがる一冊です。同社に関心のある方のみならず、近代史・産業史に興味のある方にもお勧めです。