ピアノ連弾「ハロウィンは大騒ぎ」DL版
- 600 JPY
ツェルニー30番から100番あたりを想定。ステージ、発表会用。曲が長い、途中速い、手が大きい、重なるところがある等々、難しめです。 ピース版楽譜はboothにて購入できます(600円) 今年も相変わらずコロナ騒ぎでオリンピックどうなるかと思いましたが無事終了。つい最近まで暑かったなーと思っていたのに、10月に入ってすぐに寒くなって、もう秋も終わりで冬という感じです。え、もうハロウィン?早っ! 私事ではありますが、10/4にワクチン接種を打ってから調子悪く、はじめは副反応だと思っていたんですが、どうやら風邪っぽい。しかも結構酷い。そんな状態で作曲していたため考えがまとまらず、発表するのが遅くなってしましました。
解説
Tempo rubato 四分音符がおよそ50-60となっていますが、これにとらわれる必要はありません。あくまでRubatoなので。フルートとか尺八みたいなもので、無拍子っぽいのをイメージすると良いでしょう。 Allegretto misterioso デモ演奏では四分音符104で演奏しています。3連符をスイングするように。 11小節。この曲全体に言えるのですが、装飾音符は弾かなくてもかまいません。 22-26小節、経過部分 piuF> piuF>P になりますが、二度目のpiuFは一度目よりも小さめで弾いても良いです。十分にディミニュエンドして27から対比しFへ、riten.で速度を落としてaに戻りましょう。 29-42はじめの大楽節はA冒頭と同じで、37からはa-moll(イ短調)からだんだんとC-moll(ハ短調)へと色合いを変えていきます。42小節でII-V-Iでハ短調確定です。この部分がA部分のクライマックスになります。1stは左右3オクターブの重奏になりますが、右手は高音のためどうしても薄く聞こえるのでFFぐらいの気持ちで弾いた方が良いかもしれません。 47小節からBになります。一拍遅れのカノンでスタート。はじめは1st左右での掛け合い、その後に1st-2ndでの掛け合いになります。釣られないように。 53小節-55小節の間でd-moll(ニ短調)に転調。poco rit. - riten. - Poco meno mossoとうまく表情をつけてください。riten. + marcatoでたっぷり強調するとヘ短調に入った時に解決したっていう感じが出るでしょう。 55小節のpoco meno mosso、すこし遅めから入って徐々にTempo Iになだれ込んでいきます。Poco meno mosso, Tempo I 共に入りが2拍目から。1stの人は慌てないように。 61小節は4拍目アウフタクトから入ります。1stと2ndでリズムが違うのでうまく入っていきましょう。 65小節、音の形に合わせて波のような感じで。67から何となくAを想起させるようなフレーズが出てBを閉めます。 70小節からAの再現です。ただしfis-mollのような、b-mollのような、はっきりしないところかの開始です。段々と2小節単位で下がっていき、79小節からだんだんともとに戻り、81小節から元通り。ただし、変奏付きで。 91小節からコーダになります。本当はコーダではなくてコーダに入るための経過句なのですが、便宜上コーダにしてあります。 String.で音量とテンポを徐々に加速。poco ritは3+3のリズムが2+2になるので失調感を出してください。 95小節は同じ形の繰り返しになりますが、前楽節(91-)よりもほんの少し速めからスタートしたほうが良いかもしれません。加速していきallargandoへ。stringendo - allargando - Molto Allegroでの対比を十分に。参考演奏ではallargandoの直前で四分音符=140近く、Molto Allegroが120です。 Molto Allegroから真のコーダになります。ここからは主にB部分の要素から作られています。 入りがrisolute piu Fです。決然と。 108小節。トリルが左右で入っています。左右でやると難しいので右手だけでも良いです。それとトリルの長さ、細かさも弾きやすいように任意に。 Ex.) 3拍目だけ6連符の音価でトリルして、4拍目でタン・タ・タ。みたいな感じで。 109小節、Tempo I。ここはTempo rubatoへのつなぎです。はじめはlegatoで入りますが、後半のrit.からleggieroになります。legatoとleggieroの弾き分けをしてください。 1stと2nd、1stの左右で音が重なるところがあります(A音)。互いに気をつけましょう。 113小節、Tempo rubato。イントロに対してのアウトロ部分になります。気持ちとしては無拍子なので、拍子木みたいにもっと長く演奏しても良いです。その場合は最後の3連符で整えるように。 117小節。A部分の要素をだして曲が何であったかを明確にし、Graveで重々しく閉じます。