アダイとマリの聖餐式 ─メソポタミアからペルシア、果てしなきアジアへ─
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アッシリア東方教会。おそらく日本での知名度は皆無で、一人の信徒もいないかもしれません。しかし彼らは使徒時代に遡る教会であり、ローマ帝国においてカトリック(と後のプロテスタント)と正教会が出来たように、ササン朝ペルシアにおいて出来た由緒ある教会なのです。この翻訳はそんなアッシリア東方教会の聖餐式、パンとワインを食べる、ミサ/日曜礼拝/聖体礼儀に対応する儀式の原語(11世紀)→英語からの孫訳となります。
かつて東の巨人だった教会、その末裔、アッシリア東方教会のサクラメント
はじめに。この翻訳はCOMITIA150で印刷して紙でも頒布する予定ですが、pdfはここで無償公開します。公益性がとても強いので。 かつててんでバラバラだったキリスト教、教会がローマ帝国においてまとまったように。 東方のキリスト教もまたササン朝ペルシアにおいてまとまっていたのです。 彼らは「東方教会」として、少し後にネストリウス派も吸収し、ニシビスに大きな神学校も立てて、今で言うイラク以東に独自のキリスト教を打ち立てていました。 イスラム勃興で教勢は削がれてしまいましたが、それから「景教」として中国、エジプト、インド、モンゴル、インドネシア等に大いに広まりました。彼らの末裔は今もなお「アッシリア東方教会」としてイラク、及び亡命先のアメリカで生き続けています。 今回の翻訳はそんなアッシリア東方教会の、 ミサ/日曜礼拝/聖体礼儀にあたる、 聖餐式を翻訳したものとなります。 カトリックでもプロテスタントでも正教会でもない独自の教会、独自の聖餐式。 おそらく初の日本語訳。 どんな教会なのかを垣間見て頂けると幸いです。 ちなみに「アダイ」と「マリ」さんはこの教会の聖人で、「マリ」さんはマリア様とは全く関係ない男性の聖人です。
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