Action Insert!
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アクション内に別のアクションを挿入するBlender Addonです。 NLAの代わりになるものではなく、まばたきや口パクなど粒度の小さいアクションをアセットとして作っておいて、もう少し粒度の大きいアクション内に挿入するのに使用しています。 表情がシェイプキーで作られているモデルで表情用のアクションを作りたい場合は、同ブース内にあるShapeKey Connect! Addonを使ってください。 ひとつ挿入する『シングル』、複数回繰り返し挿入する『配列』、ランダムに挿入する『ランダム』の3つのモードがあります。しかし、自分では『シングル』以外使っていません。 『ランダム』では、MMDにできてBlenderにできないことのひとつである『まばたきランダム登録』を実現できます。しかし…
アップデート履歴
[2022-11-05: 1.2.0] ドープシートが画面上にないとエラーが出るのを修正; 『範囲を表示』が分かりにくいので削除 [2021-10-12: 1.1.0] Fカーブのアクショングループもコピー (ボーンのキーフレームが軸ごとに展開されて表示されるのを修正) [2020-12-19: 1.0.0] 公開
動作環境
Blender 2.83以降で確認しています。
インストール
zipファイルを『プリファレンス > アドオン > インストール』から指定してインストール後に『Animation: Action Insert』にチェックを付けます。
詳細
■ パネルの表示場所 パネルは、アクションを持つオブジェクト(※1)を選択中に、ドープシートのサイドメニューまたはグラフエディターのサイドメニューに表示できます。 どこに表示するかはプリファレンス(画像④)からチェックボックスで指定できます。 ※1 先にドープシートのアクションモードからアクションを作成しておかないと表示されません。ここでの『オブジェクト』はアーマチュアやカメラなども含むBlenderのデータ型としてのオブジェクトを指します。 ■ Action Insert 『Action Insert』ボタンをクリックすると画像①のダイアログが表示されます。 『シングル』『配列』『ランダム』の3つのモードがあります。 ■■ シングル シングル(画像①)では指定したアクションをひとつ挿入します。 以下は各項目の説明です。 ■■■ アクション 挿入するアクションを選択します。 ■■■ 拡大縮小/スケール アクションの時間方向のスケールを指定します。 15FPSで作ったアクションを60FPSのシーンに貼り付ける場合は4を指定します。タイムリマップモードでは、直接スケールを指定する代わりに旧FPSと新FPSを指定します。 縮小時はキーフレームが重ならないように縮小されます。スケール0.5で2フレーム間隔でキーフレームがある場合は1フレーム間隔に縮小されますが、1フレーム間隔でキーフレームがある場合は1フレーム間隔のままになります。 ■■■ 開始フレーム 挿入の開始位置を指定します。現在のフレームが初期設定されます。 ■■■ 更新 押すと現在の設定でオペレーターが実行されます。押さなくても設定値の変更で都度実行されますが、同じ設定で何度も挿入を繰り返すときには押さないと実行されません。 ■■ 配列 配列(画像②)では指定したアクションを等間隔で指定回数挿入します。 以下はシングルに無い項目の説明です。 ■■■ 数 挿入する回数を指定します。 ■■■ オフセット アクションの挿入間隔を指定します。アクションが終了してから次のアクションを開始するまでの間隔です。 『フレーム』ではフレーム数で指定します。『相対』ではアクションのフレーム数を1としたときのスケールで指定します。 『ループ』では間隔0となり、アクションの最初のキーフレームと最後のキーフレームを重ねて挿入します。 ■■ ランダム ランダム(画像③)では指定したアクションをランダムに挿入します。 以下はシングルに無い項目の説明です。 ■■■ アクション(複数) 複数のアクションをウェイト付きで指定できます。ウェイトは大きいほど出やすくなります。 例えば、1回まばたきのblink1と2回連続まばたきのblink2を作っておいて、3回に1回くらい2回連続まばたきさせたい場合は、blink1のウェイトを2/3、blink2のウェイトを1/3に設定します。 ■■■ 終了フレーム 開始フレーム〜終了フレームでランダム挿入を行うフレーム範囲を指定します。 ■■■ 1分あたりの回数 ランダム挿入される頻度を指定します。20を指定すると1分あたりに20回程度挿入されますが、必ずに20回になるわけではありません。 時間のスケールはシーンのフレームレート設定から算出されます。 ■■■ 最低間隔(秒) 挿入されるアクションの最低間隔を秒数で指定します。アクションが短期間に連続して入らないように制限をかけたいときに指定します。 ■■■ ランダムシード 疑似乱数のシードを指定します。変更すると"ランダム"の結果が変わります。同じシード・同じ設定では同じ結果になります。 ■ その他 最初のキーフレームの左ハンドルと最後のキーフレームの右ハンドルの位置はアドオンでの挿入後にBlenderによって自動で調節されるようです(プログラムから設定している値と異なる値で更新されます)。 この部分は元のアクションと完全に一致しません。
ライセンス
GPLv3