目を凝らせば、悪夢、悪夢、悪夢、孤独。 【タイトル】 白眩（はくげん） 【収録内容】 ・本文PDF（A6サイズ47頁/約1万3千字） ・本文テキスト1種 ・タイトル画像1枚 ・MAP1枚 ・立ち絵3枚 ・イラスト取扱メモ画像1枚 【概要】 季節は冬、貴方はそれぞれの理由で高速道路を走行していた。その最中雪にタイヤを取られスタックしてしまう。少し先も吹雪でほとんど見えない状況であり、その場からどうにも動けなくなってしまった貴方は一人で救助を待っている。 裸の女が吹雪の中で立っている。首は一八〇度に折れ曲って向こうを向いて、一本足でぴょんぴょん跳ねる。短い髪と、千切れ掛かった乳房が揺れている。空回るタイヤでは逃げられず、悴む足にも期待は出来ない。白眩の世界に、怪異と貴方と無重力。 プレイ人数/ソロ 難易度・ロスト率/低 想定時間：1時間 【スタックとは】 雪や泥濘等にタイヤがはまり、うまく路面と噛み合わずに空回る現象のこと。すっごく怖い。雪国の敵。雪道走行には気をつけよう。 【探索者について】 必須条件/免許証がある事。雪道運転の経験の有無は関係なし。 推奨条件/喫煙者（喫煙者でなくとも生還可能） 必須技能/目星 【車について】 四シートとトランク付きの雪道走行上問題のない一般的な車種。車種にこだわりのあるタイプの探索者であれば、キーパーはプレイヤーと車種情報を事前に擦り合わせておく事。快適なキャンピングカーや他一般的でない車は本作にそぐわない為不可。 【車中の持ち物に関して】 雪道で立ち往生した時や不慮の災害に見舞われた際の備えとして防災セットを持っている。防災セットを自分で用意するタイプの探索者でなければ上司や友人から貰ったものとしても良い。また日頃から車に積んでいる物等、一般的な物であれば持ち込んで良い。（例/休憩用のクッションは可能。ペットは不可） 【防災セットの内容】 携帯トイレ ハンディサイズの消毒スプレー 長期保存の出来る水二リットル 保存食(探索者の食べられる物をプレイヤーが選ぶ) 厚手のタオル 滅菌ガーゼ 医療用テープ 【車の中にあるもの】 発炎筒（五分ほど燃えるもの。助手席の足元に設置されている） 停止表示板 【本作についてのコメント】 自身がスタックした実体験を基に書いたシナリオです。スタックした時は110番すればなんとかなるので、交通安全への祈りを込めて本作の価格を110円にしました。サンキューポリス。