「当初想定していたシステムとは異なるものになってしまい、使えない」 「せっかく新しいシステムを導入したのに、仕事の仕方は昔と変わらない」 「最新のシステムを導入したのに、使いこなせていない」 システム導入の失敗として、上記のような「使われないシステム」の問題があります。システムは、どんなに高機能であろうが、どんなに多機能であろうが、使われなければ意味がありません。システムというのは「使われてなんぼ」でしょう。 こうした「使われないシステム」が生まれないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。本書では、企業や政府、団体など、組織において導入されるシステムを対象に、「使われないシステム」の問題を議論します。