【電子版】重訳版『内乱史』第4巻
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ローマ帝政期の歴史家アッピアノスが著した『ローマ史』の中の、紀元前133年のグラックス兄弟の改革からアウグストゥスによる帝政樹立までのいわゆる「内乱の1世紀」の出来事を記録した『内乱史』の英訳(ホレイス・ホワイト訳)からの重訳です。ちなみに本邦初訳。 今回訳出した第4巻では紀元前43年のオクタウィウス(オクタウィアヌス)、アントニウス、レピドゥスの三者による第二次三頭体制の成立と彼らによる公権剥奪による粛清、これらと同時並行で進んだカッシウスとブルートゥス率いる共和派による東方の掌握、そして三頭派と共和派の天下分け目の決戦となった紀元前42年のピリッポイの戦い(フィリッピの戦いとも)までを記述しています。また、英訳者がキケロの死に様に関する記述を様々な史料から抜粋した付録も訳出しました。ローマ史に興味がある方はもちろんのこと、ローマ史に限らず凡そ歴史好きであれば興味深く読める本となっております。 試し読みはhttps://history.soregashi.com/appianos/sample4.pdf(pdfファイルが別窓で開きます)(目次と訳文についての覚え書き、本文の第1章)。 ※コミックマーケット102(2023年8月)に紙で配布したものの電子版です。