偉人学 #25 宮本武蔵 ― 我流を書き残して渡す人の習い(epub・PDF)
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母から受け継いだ料理の味、十五年続けてきた仕事の段取り、長く世話をしてきた地域の行事。身につけたやり方を、子や後輩や仲間に言葉で伝えられない人に向けた一冊です。剣の人として知られる宮本武蔵が、数えで60歳になってから自分の一流を初めて書物にした歩みから、我流を言葉にして渡すための見方をたどります。 宮本武蔵は、13歳から29歳までに60余度の勝負をし、30を過ぎてからその勝ちの理由を問い直しました。京の名門 吉岡家との勝負、舟島の勝負を経て、明石で大名家の客分となり、養子の伊織を頼って小倉に移り、島原の陣で足を傷めた後、熊本に迎えられます。そして寛永20年(1643)、熊本の岩戸山にこもって『五輪書』を書き始め、亡くなる7日前に門人へ渡しました。本書は、『五輪書』の本文を軸に、養子の宮本伊織が建てた小倉の碑文(承応3年・1654)と、後の時代の伝記『二天記』(安永5年・1776)などを読み分け、伝承には印をつけて記録と区別しながら、時代の背景とともに読み解きます。引用は、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている明治の刊本の版面で文字を照らし合わせ、直筆の書状や水墨画は、八代市や美術館、文化遺産オンラインなど公的機関の解説で確かめています。 各章は、今の暮らしの悩みの場面(台所・職場の指導・地域の会・噂・家業・自治会・新人教育・けが・習い事・晩年の書き残し)、史料に残る場面、時代の背景、この本の読み方の順に進み、章の終わりに「今の暮らしに置き直す」「長く続ける土台」「今日の1手」の三つをまとめています。今日の1手は、10〜15分でできる小さな行動です。 【章立て】 第1章 十三歳の最初の勝負 ── 自分のやり方を、どこから言葉にすればいいか 第2章 二十九歳までの六十余度 ── たくさんの経験を、どう振り返れば人に渡せるか 第3章 京の名門との勝負 ── 名のある相手の前で、自分の物差しをどう保つか 第4章 舟島の勝負 ── 話が大きくなって伝わる時、何を確かめればいいか 第5章 二本を持つ理由 ── 自分のやり方の「なぜ」を、どう説明するか 第6章 町を割った剣士 ── 身につけた力を、別の場でどう生かすか 第7章 養子を家老に育てる ── 若い人に、何をどの順で渡すか 第8章 陣中で足を傷めた年 ── 前のようにできなくなった時、何を渡せるか 第9章 筆と墨の武蔵 ── 言葉にしきれないものを、どう残すか 第10章 洞窟で書く ── 残りの時間で、何を書いて誰に渡すか 【分量】約5.0万字・全10章(まえがき・あとがき・出典一覧つき) 【形式】epub と PDF の2形式を同梱したダウンロード商品です。スマートフォン・タブレット・パソコンで読めます。 本書は歴史上の人物と逸話を題材にした読み物で、身につけたやり方を人に渡す時の見方をまとめたものです。内容をどう生かすかは、読む方それぞれの状況と判断にゆだねられます。 note の有料記事「身につけたやり方を、人に言葉で伝えられない時に|宮本武蔵 偉人学 #25・全10章」と同じ内容を、電子書籍の形にまとめたものです。 yukimura 偉人学 シリーズ 第二十五巻/著: yukimura ・表紙の絵と本文の下書きに生成 AI を使っています。史実は史料と照らして直しています。
