
突然ですが、みなさんオープンデータってご存じですか? その名の通り公開されているデータです。 では、オープンデータを触ったことはありますか? どこのオープンデータを使いましたか? オープンデータと一口に言っても、企業が公開しているもの、有志団体が公開しているものと様々あります。 本書は日本政府が公開しているオープンデータを提供するサイトの一つ、e-Stat*1を知り、e-Stat からオープンデータを取得できるようになるための書籍です。 詳しくは本文で解説しますが、e-Stat は独立行政法人統計センターが運営しているサービスで内閣府や省庁が実施している統計調査の情報を取得できます。政府も利用している統計情報を使うことで、自分が住んでる自治体の税収の比率がどうなっているのかや、住民の年齢別の比率などが分析できるようになります。 本書では e-Stat からデータの取得する API 部分を中心に解説します。なお、取得したデータを分析用に可視化する部分は、次巻で執筆予定です。
対象読者
・オープンデータを使ってみたい方 ・e-Stat が気になっている方 ・Python が少しできる方 ・データ集めに苦労をしている方
目次
第 1 章 e-Stat とは 1.1 e-Stat 概要 1.2 e-Stat の狙い 1.3 e-Stat の法的根拠 統計法(コラム) 1.4 オープンデータ 第 2 章 e-Stat の機能 2.1 統計データを探す センサス(コラム) 2.2 統計ダッシュボード 2.3 統計 GIS・jSTAT MAP 2.4 主要データの可視化 第 3 章 e-Stat API 機能の基礎知識 3.1 API 機能とは 3.2 使う前の準備 3.3 注意事項 3.4 ドキュメント 3.5 提供されるデータ 3.6 API 機能テストフォーム 3.7 用語と単位 第 4 章 よく使う API 機能の使い方 4.1 共通事項 4.2 統計表情報取得 統計表 ID と政府統計コード(コラム) 4.3 メタデータ情報取得 4.4 統計データ取得 4.5 メタ情報と統計データ 第 5 章 さらに便利に API 機能の使い方 5.1 データセット登録 5.2 データセット参照 5.3 データカタログ情報取得 5.4 統計データ一括取得 あとがき 著者紹介・注意事項 著者紹介 サークル紹介 注意事項