オブジェクトストレージの使い方シリーズ第2弾、今回はAWSのS3編です。オブジェクトストレージとは何かが説明できるようになって、どのように使のかが解るようになる本です。 「S3存在は知ってるし、どんなサービスかも知っているけど実際に使った事ないな」という方にピッタリです。S3は誰かが設定したものを使うことが多く、自分で設定することはあまりありません。本書ではそんな方向けに、スクリーンショット多めで実際の操作をイメージしやすく解説しています。操作方法はWebコンソールで操作する方法と、コマンドラインで操作する方法で2種類解説しているので、比較しながら理解を深めることも可能です。 前作と目次構成を合わせているので、並べて読んでいただくとAWSとGCPはどのように違うのかが理解できるようになります。 S3はこれからAWSを触ってみようと思っている人に最初に使ってもらうと良いサービスです。ネットワークやOSの知識がなくても使用することができ、直観的に操作ができます。大幅に使い方を間違えなければ、高額な費用が発生することもありません。ぜひそんなS3が学べる本書をお読みください。
対象読者
・オブジェクトストレージをご存じない方 ・AWSを使われている方 ・ファイルの管理でお困りの方 ・資格はとったけどS3使ったことない方 ・S3を使うことになるかもしれない方
目次
第 1 章 オブジェクトストレージサービスとは 1.1 ファイルの保管 1.1.1 保管の費用 1.2 ストレージのクラス 1.3 冗長性 1.4 アクセス権限 1.5 世代管理 1.5.1 世代管理の使い方 1.6 ライフサイクル管理 第 2 章 AWS の特徴 2.1 シェア率 No.1 2.1.1 情報量の多さ 2.2 課金設定・アカウント 2.2.1 ルートアカウント 2.3 AWS の操作方法 2.3.1 Web コンソールでの操作 2.3.2 CUI での操作 2.4 AWS のオブジェクトストレージサービス 2.4.1 S3 のクラス 2.4.2 ファイルやディレクトリの名称 2.4.3 バケット 2.4.4 オブジェクトの保管場所と冗長化 2.5 無料の範囲 第 3 章 S3 の基本的な使い方 3.1 バケットの作成 3.1.1 バケットに名前をつける・リージョンの選択 3.1.2 オブジェクト所有者 3.1.3 パブリックアクセス設定 3.1.4 バケットのバージョニング 3.1.5 デフォルトの暗号化 3.2 CUI での操作 3.2.1 AWS CloudShell とは 3.2.2 バケットを作る 3.3 オブジェクトの操作 3.3.1 Web コンソールでの操作 3.3.2 CUI での操作 3.4 API での操作 3.4.1 AWS SDK 3.4.2 REST API 第 4 章 アクセス制御 4.1 アクセス制御方法の種類 4.1.1 設定できるユーザーの種類 4.2 バケットポリシーによる制御と IAM ユーザーポリシーによる制御 4.3 バケットポリシーによるアクセス制御の設定方法 4.3.1 Web コンソールによる設定方法 4.3.2 CUI による設定方法 4.4 IAM 制御によるアクセス制御の設定方法 4.4.1 Web コンソールによる設定方法 4.4.2 CUI による設定方法 第 5 章 世代管理 5.1 設定の仕方 5.1.1 Web コンソールで設定する方法 5.1.2 CUI で設定する方法 5.2 世代管理したオブジェクトの操作方法 5.2.1 過去世代のオブジェクトの取得 5.2.2 過去世代のリストア 5.2.3 過去世代の削除 5.2.4 現行バージョンを削除した後の操作 第 6 章 ライフサイクル管理 6.1 ライフサイクルルール 6.1.1 ID 要素 6.1.2 ステータス要素 6.1.3 フィルタ要素 6.1.4 アクション要素 6.2 Web コンソールで設定する方法 6.3 CUI で設定する方法 6.3.1 ライフサイクルルールの定義ファイル 6.3.2 ルールの設定 6.3.3 ルールの確認 6.3.4 ルールの削除 6.4 世代管理と合わせて使用する 6.4.1 Web コンソールで設定する場合 6.4.2 CUI で設定する場合
書籍情報
電子本:フルカラー 物理本:本文モノクロ ページ数:76