50点 藤紋 (ふじ) 日本の実用家紋 ZIP (AI, PNG, PSD)
- セットA 下り藤 (16点)¥ 130
- セットB 藤巴など (14点)¥ 130
- セットC 上り藤など (14点)¥ 130
- セットD 本願寺下がり藤など (5点)¥ 130
【セットA】画像2番目 内容 (下り藤、丸に下り藤、細輪に下り藤、子持ち輪に下り藤、陰輪に下り藤、雪輪に下り藤、外雪輪に下り藤、車輪に下り藤、藤輪に下り藤、六角に下り藤、折敷に下り藤、下り藤に三つ柏、下り藤(線あり)、下り藤(外11内7)、下り藤(線あり・外11内7)、下り藤(岩村田内藤)) 【セットB】画像3番目 内容 (左藤巴、丸に左藤巴、外雪輪に左藤巴、片藤輪に左藤巴、折敷に左藤巴、五環に左藤巴、右藤巴、丸に右藤巴、下り藤(挙母内藤)、下り藤(泉長谷内藤)、安藤下り藤(田辺安藤)、下り藤(延岡内藤)、下り藤(水口加藤)、藤丸 (変わり)) 【セットC】画像4番目 内容 (上り藤、丸に上り藤、細輪に上り藤、子持ち輪に上り藤、外雪輪に上り藤、六角に上り藤、子持ち八角に上り藤、折敷に上り藤、上り藤に三つ柏、大文字に上り藤(小田原大久保)、大文字に上り藤(烏山大久保)、藤輪、片藤輪、軸付き藤輪) 【セットD】画像5番目 内容 (三つ藤(A)、丸に三つ藤(A)、三つ藤(B)、丸に三つ藤(B)、本願寺下がり藤) ━━━━━━ ※1つのZIPフォルダの中に1点1点個別にデータが入ってます。 サイズ1000px × 1000px (余白あり) モノクロ 拡張子AI (CS2)、PNG、PSDの3種類、全て背景透明の素材です。 ━━━━━━ 【解説】 日本全国に散らばる、○藤さんこと藤原一族を表す家紋の代表格として知られている。しかし最初から藤原一族が藤紋を使用してきたかというとそうでもない。藤原一族の公家九條家を例にとると中世時代に同じ摂関家の近衞家や鷹司家と同様に牡丹の家紋を使用していたと明記されている。 令和現在、下り藤の家紋を持つ旧摂関・公爵家の九條家、二條家、一條家の3家は、藤原鎌足から一千年以上続く藤原氏男系血統を保持し続けている家の代表格。特に九條家と二條家はどちらかの血統が途絶えそうになった際、一族の男系血統の保持を目的に養子を出し合う関係が続いている。 【下り藤(線あり)】使用家 延岡藩主子爵内藤家 延岡藩主内藤家の家紋の1バリエーションである。 ― 延岡藩主内藤家は『下がり藤(延岡内藤)』を見よ。 【下がり藤(線あり・外11内7)】 長野県伊那市の地を治めていた高遠藩主内藤家の家紋。高遠内藤家といえば『丸に右始まり十字』の印象が強いと思うが、そちらは替紋。装飾物より確認済み。 【下り藤(延岡内藤)】使用家 延岡藩主子爵内藤家 宮崎県延岡市の地を治めていた内藤家の家紋。今回描いたような鱗の方な下がり藤もあれば、大衆向けに広まってる下り藤の両方の使用実績を確認済み。東京都内、鎌倉市の遺構、地元延岡市の彫刻物より実物を確認済み。 【藤巴】使用家 公家伯爵正親町家、公家子爵小倉家、公家子爵裏辻家、福岡藩侯爵黒田家、秋月藩子爵黒田家 公家から武家まで使用されている家紋。公家伯爵正親町は、江戸時代最後の天皇、孝明天皇の生母の御実家にあたる。福岡藩主家をはじめとする武家の黒田家の家紋としても有名で、藤巴の他にもう一つ黒餅紋も併用している。 【下り藤(挙母内藤)】 愛知県豊田市の地を治めていた内藤家の家紋。東京都内の遺構より確認済み。 【下り藤(泉長谷内藤)】 福島県いわき市の地を治めていた内藤家の家紋。鎌倉市の遺構より確認済み。 【安藤下り藤(田辺安藤)】 和歌山県田辺市の地を治めていた安藤家の家紋。東京都内の遺構より確認済み。 【下り藤(水口加藤)】 滋賀県甲賀市の地を治めていた加藤家の家紋。地元に残る装飾品を参考に現代的な形状にブラッシュアップして作成。 【下り藤(岩村田内藤)】使用家 岩村田藩主子爵内藤家 通常の円に収まる藤紋とは異なる、お面形の下り藤の家紋は、長野県佐久市の地を治めていた岩村田藩主内藤家の家紋。地元遺構より実物を確認済み。 【上り藤】使用家 公爵伊藤家 上り藤は公家には見られない紋様で、代表的な使用家は旧華族の新家に分類される公爵伊藤博文家の家紋である。装飾品より確認済み。 近代に成り上がり俗に権力者と呼ばれる立場になると希少紋に変更する家が続出した。その一方上り藤の伊藤博文家や同じ爵位一等公爵家の桂太郎家の唐花菱、公家中流の岩倉具視家の笹竜胆紋のように既存の家紋を大切に使用し続けている一族もいる。奇をてらった独自の家紋を使用している一般の家があるが、家紋とは希少な一族専用紋や著名人が使用している家紋だから輝いて見える物ではなく、その人自身が何を成し遂げたか、良い行いをしてきたか次第で、家紋が輝きを放つのです。稀に戦前戦中では宮内省の指導が入り使用できない皇族の家紋を模したような紋を新しく刻む家がいるが恥を知るべきです。 【大文字に上り藤(小田原大久保)】使用家 小田原藩主子爵大久保家 神奈川県小田原市の地を治めていた大久保家の家紋。東京都内の遺構で確認済み。物品ごとに上り藤の葉の数が全然違う。その中で適切と考える一つを選択して作成。 【大文字に上り藤(烏山大久保)】使用家 烏山藩主子爵大久保家 栃木県那須烏山市の地を治めていた大久保家の家紋。東京都内の遺構で確認済み。物品によって上り藤の葉の数が異なる為、最も多く使われていた外9内8の紋様を選び作成した。 【本願寺下がり藤】 「本願寺下がり藤」は、日本最大の仏教徒を有する浄土真宗の中の本願寺派の宗紋である。藤原一族の男系血統上の宗家にあたる九條家より家紋を授かった紋。 東西の本願寺と公家の家紋の違いについて。東本願寺の本願寺抱き牡丹が同じ上流公家の近衞家の家紋から一アレンジ加えた紋を使用しているのに対し、西本願寺の本願寺下がり藤は九條家の家紋の一バリエーションをそのまま使用している。(執筆日 11/10/2022)