灰色城綺譚「魔女マグダレンの猫」
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魔女と呼ばれた女性がいた。 森の中に1人住む彼女は、子供だった頃よくしてくれた優しい女性だった。 彼女には愛猫がいた。つややかな毛並みの黒猫だった。 私が死んだらこの子をお願いと常々言っていた。 久々に訪れた魔女の家に、もう彼女はいなかった。 死んだ魔女は、愛した黒猫を遺した。 招待状 PC1 「この手紙が届く頃、あなたはどんなひとになっているかしら。私はもう長くないようです。良い子だったあなたにお願いです。私の黒猫を引き取りに来てくれないかしら」 大好きな魔女マグダレンから本の読み方を教わったあなたは、昔の彼女から想像もできないほどガタガタした字で書かれた手紙を受け取った。 PC2 「この手紙が届く頃、あなたはどんなひとになっているかしら。私はもう長くないようです。良い子だったあなたにお願いです。私の黒猫を引き取りに来てくれないかしら」 大好きな魔女マグダレンからお料理の仕方を教わったあなたは、昔の彼女から想像もできないほどガタガタした字で書かれた手紙を受け取った。 PC3 「この手紙が届く頃、あなたはどんなひとになっているかしら。私はもう長くないようです。良い子だったあなたにお願いです。私の黒猫を引き取りに来てくれないかしら」 大好きな魔女マグダレンから箒の使い方を教わったあなたは、昔の彼女から想像もできないほどガタガタした字で書かれた手紙を受け取った。 NPC ・マグダレン くすんだ金色の髪と青い目。子供の頃、遊び場を提供してくれて、本の読み方や料理の仕方、箒の使い方を教えてくれるような博識な女性だった。シナリオ開始時には亡くなっている。 ・黒猫のアム マグダレンの飼っていた黒猫。艶やかな毛並みの美しい猫。 TALTOで本文を無料公開しています。無料テキストのみで十分回せると思います。 誤字脱字があれば教えてください。あんまり酷ければ修正します。 同人サークルかりかりうめ様オリジナルTRPGシステム『灰色城綺譚』の自作シナリオです。 良識の範囲内でご自由に使ってください。