極私的バリケード×ブライト
- ¥ 1,200
A6文庫244P カバー帯付き 生きるためにはお金が必要であり、 自分みたいなものがお金を得るにはアルバイトくらいしかなく、 しかしバイトすら長続きせずに転々としてしまう。 こんなんでどう生きたものか。 思い悩みながらも丹下宇瑠美は決して悲観的な人間ではなく、 自分にのみ特化した生きる術というものを日々模索していた。 〜ちなみに私に向けて特化したこの術は、私が用いたとて万能ではない。 というか正直、心許ない。 あんまり役には立っていない。 他人がどうこう言っている場合ではなく、 本来の用途を遂げるためにまだまだ改良していかねばならない。~ 極私的バリケードの構築 本文より 試行錯誤を繰り返しながら、丹下宇瑠美は今日も最悪の気分で出勤を果たす。 しかし出勤早々に、思いがけない事態が…… いつも通りに考え過ぎる三連休明けの三連勤をみっちり描いた 熱暴走的妄言長編小説。