李琴峰『言霊の幸う国で』を読む
- 支払いから発送までの日数:7日以内物販商品(自宅から発送)¥ 700

僕自身が、この本の出版を知ったのは、李琴峰さんのⅩ(旧Twitter)の投稿でした。弁護士の滝本太郎氏がⅩにて「李琴峰トランス女性説」を事実であるかのように取り上げ拡散したことを受け、その不法行為に対して法的措置をとる旨の表明と、そのための支援を求める内容でした。その際、カンパのお願いとともに、間もなく出版される『言霊の幸う国で』の購読についても呼びかけていた。 詳しくは、李さんのnoteの記事(https://note.com/li_kotomi/n/n61b4502ade68?sub_rt=share_pw) をご参照いただきたいと思いますが、 「私は私自身と似て非なる人物「L」を主人公に据え、彼女の視点から二〇二〇年代前半の日本における様々な差別問題を記録し、批評しています。この時代の差別がいかにおぞましく愚かしいものかを論じるために、たっぷり紙幅を割いています。」 という作品紹介を大変興味深く受け止めました。 個人的にもトランスジェンダーを巡る現状については問題意識を持ってきましたし、社会的にも政治的にも、文学的テーマとしても極めて重要なものとして認識されていく課題だという理解をしておりましたので、この一冊はそうした「今」を表象・告発するきわめて重要な書物になるであろうという確信がありました。 そこで今回、本書の読書会を開催し、その記録を弊誌特別号として刊行することとしました。諸費用を除いた売上については、李さんへのカンパとさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
もっと見る