偉人学 #33 石田三成 ― 数字と段取りで支えた裏方の習い(epub・PDF)
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経理の締め、家族の通院の段取り、運動会のテント張り、町内会の会計。目立たない仕事が評価されず、正しいことを言うと煙たがられる人に向けた一冊です。戦場の槍ではなく、手紙と物差しと掟で豊臣秀吉の天下を支えた石田三成の歩みから、裏方の仕事を見える形にし、正しさを相手に届く形で伝え、反対してくれる友と並んで立つ見方をたどります。 三成は、若い頃に戦の知らせを取り次いだ寺へ、知らせが役に立ったことを短い手紙で返しています。堺の町を預かり、九州から都へ上った島津家の人々の窓口になり、30万の兵と2万の馬を1年養う兵糧を大谷吉継らとともに監督しました。島津家の検地に使われた物差しの裏には、6尺3寸を1間とする基準を自分の筆で書き、近江の村々への掟には、大きさのまちまちな升を集めて「中をとり」、困った時は取り次ぎを通さず訴えてよい、と書いています。その掟の紙は、江戸時代に三成が悪く語られていた頃も、村の人々の手で大切に残されました。本書は、本人の手紙と村への掟を、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている『東浅井郡志』『稿本石田三成』の版面で字句を確かめながら引き、時代の背景とともに読み解きます。「三杯の茶」や島左近を禄の半分で迎えた話など、本人の筆で確かめられない話は【伝承】の印をつけて、記録と分けて紹介しています。 各章は、今の暮らしの悩みの場面(総務の仕事・PTAの係・介護の連絡係・経費の決まり・法事の段取り・事業の撤退・小さな店・独立の相談・相続の話し合い・定年など)、史料に残る場面、時代の背景、この本の読み方の順に進み、章の終わりに「今の暮らしに置き直す」「長く続ける土台」「今日の1手」の三つをまとめています。今日の1手は、10〜15分ほどでできる小さな行動です。 【章立て】 第1章 三杯の茶 ── 気づかれない気配りは、どこに残るのか 第2章 戦場の後ろで ── 目立つ手柄の陰で、自分の働きをどう数えればいいか 第3章 町を預かる ── 窓口に立つ時、相手の不安をどう受け止めればいいか 第4章 物差しを揃える ── 決まりを作る側に回った時、何を書き添えればいいか 第5章 大軍を食べさせる ── 量の多い仕事を、どう割り振って回せばいいか 第6章 海の向こうでの交渉 ── 始まってしまった大きな仕事を、どう終わらせればいいか 第7章 半分を分ける ── 力を借りたい人を、どう迎えればいいか 第8章 友と結んだ絆 ── 反対してくれる友と、どう並んで立てばいいか 第9章 佐和山へ退く ── 正しいことを言って煙たがられた時、どこで一歩引けばいいか 第10章 旗の言葉と、後の評価 ── 報われなかった仕事は、どう残っていくのか 【分量】約4.9万字・全10章(まえがき・あとがき・出典一覧つき) 【形式】epub と PDF の2形式を同梱したダウンロード商品です。スマートフォン・タブレット・パソコンで読めます。 本書は歴史上の人物と逸話を題材にした読み物で、目立たない仕事の見せ方と、正しさの伝え方の見方をまとめたものです。内容をどう生かすかは、読む方それぞれの状況と判断にゆだねられます。 note の有料記事「裏方の仕事が報われず、正論で煙たがられる時に|石田三成 偉人学 #33・全10章」と同じ内容を、電子書籍の形にまとめたものです。 yukimura 偉人学 シリーズ 第三十三巻/著: yukimura ・表紙の絵と本文の下書きに生成 AI を使っています。史実は史料と照らして直しています。 この巻を含む8冊のセット(¥4,980):https://ijin-hack.booth.pm/items/9064037
