[24]ソルト入りの純水(ささやかなるおまけ付)
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B6/112p/8ポイント/2段組/ オンデマンド本 デュオ×カトル ★おまけ付き★ ▼作品価格に 送料なども含まれていますv まず、ページに文字がパンパンなので、活字好きなかたにおススメします(笑) ひつじシリーズですが、前作を読んでいなくとも、楽しめると思いますv ワタクシ事になりますが、ワタクシのサイト【いこいこう】に、たくさんのひつじモノがアップされていますし、この本自体にも、ガッツリ、ひつじってこんなモノというページも設けましたv 気になるかたは、そちらに軽く目を通してみてくださってからだと、なお、楽しめるかなぁと思います。 カトル総受のかたに、愛されている、不思議なデュオカト本です(笑) のんき者のひつじカトルは実は由緒正しきカウントシープの最後の末裔。 本来はお子様を夢の世界にいざなうべく現れます。 なのに、これが「縁」というものなのでしょうか、ひつじを食べちゃうオオカミ、、もとい、大人のデュオさんのお家に現れてしまいました。 デュオにーさんの愛の葛藤の始まりです!!(笑) ドスケベな行為に好意のままにでいってしまいたいデュオにーさん(笑) そんな、デュオの複雑な想いにも、1ミリも気付かず、カトル様はおおらかに寝まくりながら、毎日を楽しく過ごしています。 それでも、今回は、一歩前進しちゃったりして、デュオさん的には素晴らしい小説になっています(笑) あいかわらず、にぎやかでいて、カワイイが、そこにデュオのヨコシマなドスケベ心を秘めた本です(笑) しかし、読む粘りを試されているような小説ですので、自分は短気だ!という方には本を投げつけられるかもしれませんん;; 重箱を突き回す細かなお話がお好きで、気が長い方向けの小説だと思いますので、根気よく、よろしくお願いいたしますv ドスケベも、のうてんきも元気です♪(笑) ちなみに、ただいま通販もしております「ハッピーシープ7」がこの本の前作ですv ★一番右。3枚目のイラストがおまけのイラストになります。 おまけはデュオさんとひつじカトルのイラストのハガキ (宛名面は郵便番号の表示なしのハガキになります) になります。 メモをしたり、ぬり絵をしたり、 ご自由に遊んでやってくださいv(笑) この小説では、デュオさんはもっとアダルトな容姿を していますが、ひつじは万年こんな感じです(笑) 寝ることしか基本考えていない(笑) いや、寝ること以上に実はひつじっ子は デュオさんのことを想っています。 こんなことを、もし、デュオさんが知ったら、 感涙とまらないでしょう(笑) よろしくお願いたしますv(ナニを・・・笑)
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ベッドに乗り上げ、枕を叩き回しているカトルをドスケベがガン見している。カトルのパタパタと振られるしっぽの動きを鼻の下を伸ばし、眺めている平和な情景。 ふりふりぱたぱたな、懸命なしっぽ。 しっぽぱたぱた~しっぽふりふり~。 歌いたくなる。 (カワイイ、カワイイ、カワイイ、カワイイ……) 心の中で念仏を唱えるように、連呼するなデュオにーさん! このあほうなドスケベよ。 カトルにできる家の仕事は少なく、テーブル拭きか、粘着コロコロのホコリとりか、ベッドメイキングを主としている。 まさに今が本職のお仕事に燃えているところである。 しっぽ、ぱたぱた~! しっぽ、ふりふり~! と、脳内にメロディーが流れるほど、デュオは最高にメラメラするときがある。ちなみにカトルがおしりを振っているという事実はない……はず。デュオのスケベのエロ目線でそう見えているだけのこと。 ただただ、デュオが眠りやすいように、一生懸命な、頑張り屋さんのおしりとしっぽなのである。ベッドに乗り上げ、枕を必死に叩き回しているだけだ。 少しでも眠りやすいようにと、デュオの頭の形状などもろもろ考えられた、それはカウントシープ、プロならではの仕事だった。 大好きなデュオのため、カトルはカウントシープらしく、職務遂行しているのである。なんとけなげな、ひつじっ子なのか。でも、カワイイのだ。デュオのアホ目ではない。 デュオがお家にいないときも、カトルが寂しくないようにと言う理由と、デュオの勝手な好みからの発生源で、動物抱き枕も増えに増えまくっている。 デュオは釣った魚に餌をやらないという側面はまったくなく、ますます熱心にカトルに貢物をしている。 特にこの抱き枕については、カトルのために寝心地のよい空間を、デュオなりに作っているつもりなのである。 忘却しているのか、カトルがアレ以上寝てどうする。 いつもカトルは、初めて動物抱き枕というものを見たように喜んでくれるので、贈る側も嬉しくなって、いくつでもプレゼントしてしまうのだ。 そのお陰もあり数を増やしまくっている。たまにカトルはそれらをリビングのソファーやラグに移動させて、一緒に寝まくっていたりするし。本当に日々マイペースに過ごしているようだ。寝てばかりいるのでヒマもしない。 抱き枕に囲まれて、死んでいるかのように静かに眠る。それでも、澄む清水のように美しい。 そして、どれもこれも大切にしてくれているということで、デュオのプレゼントはひとつも無駄になっていない。 ちなみに、デュオのベッドカバーはパステルカラー。カトルに似合い、イメージに合い、萌えるから。 これはデュオ目線でしかなく、本人以外から見たパステルカラーと動物抱き枕まみれのなかのデュオの姿が、恐ろしいことになっていることは、無視なのか、本人は気づいていないのか。ナゾだ……。 まあ、カトルは悪い印象などまったく抱いていないようなので、問題ないと言えば、デュオからしてそうなのだろう。 デュオを取り巻くこの情景に、違和感を感じていないカトルはある意味すごい。 ちなみにカトルは眠りにより、身体のすべてに命を宿しているから、運動不足という心配もなく、カトルなりに、武術の達人だという友人のヤギ伝授の、太極拳のような動きの、軽いストレッチをして楽しんでいるらしい。と、カトルからこんな話を聞いて、「カトルって、オモシレー!」なんて、笑っているが、他人からみれば、デュオも相当面白いオープンスケベなあんちゃんだろう。 ちなみに、そのカタというものを実践して見せてもらったが、今はいいが、ゆるやかな動きのなか、絶対に運動めいたことをしながら、カトルは寝ていると思うデュオだった。きっと、それは正解だ……。フォローのしようもない。 それにしても性格はもちろん良いが、頭も良く容姿もとびきり綺麗でいて可愛い。まさに才色兼備。文句をつける奴がいるとすると、それは単なる悪質なジェラシーや好みの違い。好みはさまざまだから勿論、否定はしないが、その麗しさは認めるしかなはずだ。それでもとやかく言う奴は、へそ曲がりや負けず嫌いな奴などの妬み。世界一の美貌をしているのは、自分だと思っている者なのではなかろうか……。というのがデュオさん予想。 デュオがスケベだと判明するのは、一日もあれば、お釣りがくるほどわかることだろう。スケベ。そしてドスケベ。さらにカトルと出逢ったことで芽生えた変態性。ナゾのキャリアアップしているデュオであるが、素質があったようで、明るく陽気かつ健康的にドスケベ界で、めきめき頭角を現している。 このいろいろなポイントを全て押さえ、デュオに勝る者がいようか。……が、しかし、デュオはなにと闘っているのだろう。誰の声も漏れ聞こえてくることもなく。 と、思っていたが。 デュオを知る流しの助平は、デュオをモデルに歌を作ったらしい。切なげに歌い上げる隠れた名曲は、『ドスケベの鑑』という歌だった。『優しさスケベ』という曲はその裏面だ。この世になって珍しいのだが、その謎の男は、自費制作して、レコードを手売りしているとの噂だった。恐ろしい程、歌は上手い。今度発売する曲は、『闇夜の光~ドスケベのブルース』が、表面で、裏面はまだ制作中らしい。 何に貢献しているのだデュオよ。 デュオはカトルと生活を始めいろいろな方面での距離が近づいていき、カトルのピュアさに触れれば触れる程、恐れ多くなり、そんなことは逆に考えられなくなったが、出逢ったばかりのとき、恋わずらいのあまりドスケベが肥大化し、心の中で、こんなに尽くしてんのに、なんでカトルはヤラせてくれねーんだよ! と、恐ろしいことを思ってばかりいた。 そんなことばかりで頭の中が破裂しそうなほどだったが、カトルと長い時間一緒に暮らすうちに、カトルのペースを理解したんだなぁと。オレ、カシコイじゃねーかよ。と、のほほんと思い出していた。 思わず、毒を吐いたが、それではお礼に、 「ささ、チャッチャと、どぅぞッ! ニコッ」 というような、それはそれは軽すぎる者だったとしたら、ここまで惹かれなかっただろう。絶倫自慢のデュオさんでも萎える。そのあたりが複雑だ。 年上アダルト大歓迎! 通常は年下NG。同じ年齢だったら、そのときにより応相談。みたいなスタンス。でも、同じ年齢のカトルは萌えて堪らない。スケベ心も真剣な想いも全開になる。 そんな中、デュオの脳内で死神デュオが囁いた。 『ややこしいのが、しっぽだってわかってんだから、バレなきゃいいって。なんつってもカトルはオレが好きだって言ってくれてるしよー。なぁ?』 マトモなはずのデュオは一瞬、そりゃそうだ。と、アホのように容易く丸め込まれそうになったが、モラリストデュオはツッコんだ。 『しっぽの位置は確かにわかっちゃいるけども、そのやり口は人としてどうだ? はっ! それに、ぐわー! ダメだー! 絶対によからぬことしたら、調子にのって、しっぽにあたって、バレるじゃねえかァ! バレるのイヤだーァ。イぃヤだぁ~!』 じゃあ、バレなきゃいいのか。 なぜゆえか、モラリストデュオもバカっぽい。 心の中で大論争と号泣の嵐のデュオさんだった。