うすらい
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サイズ:ペーパーバック判 形 体:オフセット 頁 数:212頁(表紙込) 発行日:2012.12.29 病めるは昼の月、高遠和様との合同誌。 【食べる二人】【土方さんが笛が下手な件について】【二人の立合い】【喧嘩する二人】をテーマにそれぞれ4話ずつ書き下ろし。 二人一緒に出てこない話が多いような。 (表紙のデータが失われてしまってたので、写真加工ですみません)
君の名を呼ぶ
惜しむ間も無く櫻は散って、既に新緑が目に瑞々しく映る。 春から夏に向かうこの季節が土方は一番好きだった。 寒くもなく、さりとて暑くもなく。 もっとも昨日までは汗ばむような初夏の陽光、うってかわって今日はまるで梅雨入りしたような曇天で。 日々の寒暖の差が激しく、実際の所身体の調子が今ひとつなことは否めない。 「卯の花腐し、か」 泣き出しそうだった曇天からついに落ちてきた雨はみるみるうちに庭を濡らしていく。風の向きのせいか、開けた障子から雨が吹き込むのに舌打ちすると腕を伸ばして戸を閉めた。 (以下本誌にて)
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