太陽と月
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この本に興味をもってくださりありがとうございます! 【本作は】 ↓ “覚悟”をテーマにした短編集です タイトルからイメージしにくいかも知れませんが、 とある星に不時着した一人の少年、 その少年と太陽の出会い、月との出会い。 不思議な出会いや付き合いの中で、揺れ動く少年の心の行方にご注目ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 筆者のおすすめポイント ▷誰しも悩んだことのある人付き合いでの葛藤 ▶絵本のような読みやすい文体で進む深い物語 をあなたへ伝えられるように 心を込めて書き上げました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ①星が擬人化した世界観 ②人付き合いに対する強い覚悟 ③会話調で読み進めやすい といった点をそれぞれお楽しみいただけると思います! 童話のような読みやすさ かつ、深くジンとくる内容 寝る前に一話ずつでも、ゆったりとした読書をお楽しみください^^ ▽ これからもたくさんの読みやすい短編集を本にしてお届けします! 新作の通知のため、ぜひ BOOTHのフォローをして 応援よろしくお願いします! また、割引キャンペーンやプレゼント企画の告知などもしますので、 SNSのフォローもよろしくお願いします! Ⅹ(旧Twitter):@say6novel 著者:セーイ6
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更にもう一話ぶん! noteかPDFで試し読み出来ます! note↓ https://note.com/say6novel/n/na703a9f57e91 ------------------------------ 『太陽と少年』 あるところに、一人ぼっちの少年がいた。 船も壊れて、疲れて果ててしまった、少年。 少年は星の間を縫ってここまでやってきたんだ。 見かねた太陽が、少年のもとへ近づき声をかける。 「やぁ、一人でどうしたの。君はだぁれ?」 少年は顔を上げて、くたびれた様子で答えた。 「僕、遠くから来たんだ。ここでは誰でもないよ。」 少年に元気がないのは長旅で疲れたからでしょうか。 いいえ、それだけではない理由がありました。 「そうかい、君はとっても寒そうだ。わたしのそばにいてもいいんだよ。きっとあたたまるからね。」 太陽はそう言って、辺りを照らしました。 少年は太陽に言われるがまま、あたたまります。 そうして少年の顔に少し、赤みが戻りました。 そんな少年に、太陽が誘いかけます。 「朝だよ、よければお散歩しない?」 「お散歩…?」 「うん、あたたかくして歩くだけだよ。楽しいんだ。」 太陽がやってきて、少年の周りに朝がきました。 太陽は少年を朝の散歩に誘います。 少年も頷いて、誘われるがまま太陽と歩き出しました。 太陽と少年、二人は穏やかな朝を過ごします。 これが、二人の出会いでした。 「ねぇ、ここには何があるの?」 朝の散歩を終えるころ、少年は太陽とずいぶん打ち解けていました。 「見ての通り空と大地。海や雲、大きな自然があるよ。見てごらん。ここには世界が広がっているんだ。」 少年の踏みしめるのは、確かに広く大きい地面でした。 「僕、思い切り走ってみたいな。」 「いいとも、ついて行ってもいいかい?」 「そうしてくれると心強いや。」 二人は駆けだします。 「あの大きな山には何が住んでいるのだろう。」 「見に行こう。」 「どうして空は青いのかな?」 「聞いてみよう。」 「かくれんぼしたい!」 「じゃあ、わたしが探すね。」 少年が望むこと、全てに太陽は応えます。 不安そうにしていた少年の面影はどこへやら。 いつの間にか、心のほぐれたように柔らかな表情へと変わっていた。 穏やかな陽気。 太陽は空のてっぺんから、少年と共に遊び尽くした。 少年の為すこと全てを、太陽が明るく照らした。 行きたいところ、したいこと、全てが光に満ちていた。 やがてお昼どき。 太陽と少年は、世界を二人で眺める。 誰かが隣にいる。 それは当たり前のことだけれども。 少年にとってはとても幸せで、 とても嬉しいことだった。 ------------------------------ ここまで読んでいただきありがとうございます。 他にも多数の試し読みをご用意しております! 少しでも気に入った作品あれば、続きのご購入をご検討くださると幸いです! 今後とも応援よろしくお願いいたします。
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