花魁道中いろは唄 外伝 ~連なる枝に降る涙~
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親元落籍ーーー。 それは遊郭に売られた妓たちが一度は夢見るもの。自らの親に対する情を棄てきれず、紅い門を潜って親兄弟が自らの手を差し出し、共に自らの家に帰る夢を。 華屋花魁の桜の元に来た兄、一誠は幕府から発行された請承諾文言を手に内証に居た。
花魁道中いろは唄~外伝~ 連なる枝に降る涙 【♂×1 ♀×3】60分
牡丹 (♀) 25歳 若山随一の大見世、華屋のお職であり椿の姐女郎。 華やかな色気と優しさと雅さで道中を歩けば大輪の花の様だと男達を沸かせる。 しなやかな色気の反面気風の良さを併せ持っており、自身の見世に害が及ぶと怒鳴り込む事もある。 正義感が強く心根も優しいので汚濁したものを見ると非常に驚き、気分を害するところもある。 桜 19歳(♀) 華屋の現在正味7位と8位を行き来している健康的で明るく可愛らしい花魁。椿とは同年の花魁で一方的にライバル視している。牡丹花魁を尊敬しており、牡丹に奉公するのが希望だった。感情の起伏が激しく惚れっぽい所もあるので見世の中で他の女郎とよく揉め事を起こす。島原にいた実の姉の影響で島原かぶれの服装や髪形を好む。 女将 (♀) 31歳 華屋の楼主兼美人女将。見世の経営を遣り手任せにはせず自らもせわしなく働く。娑婆の人間が嫌い。 自分の見世の女郎たちをとても可愛がっており、何か女郎が失敗した時なども身体に傷を付けない為に折檻はせず、仕置き部屋に閉じ込める程度で済ませるなど大切にしているが、不利益や怠慢など大幅に秩序を乱した場合は容赦はしない。 一誠 (♀) 21歳 桜の二番目の兄。幼い頃に桜を連れて旅に出るなど元来は心優しく妹想いな青年。訳あって桜を親元落籍しに来るが、屈辱の日々に心は歪んでいた。江戸に帰れば嫁と嫁の腹にいる子が待っている筈だった。幼名はひろ。一誠は奉公先で貰った名前。
役表
ーーーーーーーーーーーーーーーー 桜 (♀): 牡丹(♀): 女将(♀): 一誠(♀): ーーーーーーーーーーーーーーーー