花魁道中いろは唄 外伝 ~薫ゆる想ひぞ涙むす~
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柊作は若山遊郭を拠点として刷物を売り歩く読売の仕事をしている。 情報を集めるために若山遊郭を散策していた所、元手鞠屋のお職を勤め現在は番頭新造として生きる淡墨と出逢った。 昨年に心を通わせた男性を亡くした淡墨は、柊作の朗々とした声に景季を重ねやがて恋に落ちる。
~薫(く)ゆる想ひぞ涙むす~ 作者:白鷹 ♂2 ♀2 上演時間:60分
蓮水柊作(はすみしゅうさく) 25歳 (♂) 読売を生業として生きる青年。朗々として爽やかな声の持ち主。また大変に饒舌で、喋り出すと立て板に水の如く流暢に言葉が滑り出す。頭の回転も速く生業ゆえに世情に強い。行動力もあり好奇心が旺盛で明るく優しい。また容姿も整っているので町方の女性からかなりモテる。売り出した刷物が売れ残ることはない。 淡墨 23歳 (♀) 若山遊郭にある三軒大見世の内、最も新しく現代的で瀟洒な造りをしていると言われる手鞠屋の番頭新造。元は手鞠屋のお職を勤める花魁だったが、最後の客となる大名小田切の御曹司景季と恋仲となり念願成就の前に景季は病にて還らぬ者となった。彼の遺した遺産で全ての借金を返済し、妹として仕えていた娘を請け出したが自らは大門から出ることはなく、遊女や花魁達の世話をしながら生計を立てている。とは言え景季の遺した遺産が溢れる程あるため遣い処に困っている。 ほのか 18歳 (♀) 町方の少女。ご近所からの繕い物を預かって修繕するお針子だが余り生計を立てる程には稼げない。同じ長屋に住む柊作と伊久磨が食事や風呂の賃金を世話してくれるのでそれに預かっている。父親は酒乱で母親は何ヶ月か前に家出をして戻ってこない。消息は不明。大変に可愛らしい少女なので、長屋の男性陣からは人気がある。明るく明朗な少女。 草薙(くさなぎ)伊久磨(いくま) 24歳 (♂) 武家の四男で御前絵師の画塾に世話になっている門下生。正規には草薙と名乗っている。とても絵が上手く師範からも褒められるが基本的な絵はあまり売れない。派閥が関係しているようだが、絵師界隈は金が物いう世界なので実力では何ともならない所がある。伊久磨と言う隠し院号を使い春画を書いた所大変な人気で、艶っぽく素晴らしい絵を描くので春画系列ではかなり有名な絵師。本人は余り納得していない。
役表
ーーーーーーーーー 柊作 (♂)・・・ 淡墨 (♀)・・・ ほのか(♀)・・・ 伊久磨(♂)・・・ ーーーーーーーーー