雲をみあげて
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この本に興味をもってくださりありがとうございます! 【本作は】 ↓ “雲”をテーマにした短編集です。 雲をみあげて、思いを馳せるのはどんな時でしょう。 長い人生、顔を上げればいつも大きな空が広がっています。 しかし、最後に空を眺めたのはいつだったでしょうか。 これは雲をみあげて、いつも思いを馳せる少女の物語。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ▷ゆったりとした自然あふれる時間 ▶少女ならではの自由な視点や体験 新しい気づきや、 忘れてしまっていた大切なもの、 それを見直すことができるかもしれません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ①空や雲が好きだ ②儚い、物悲しい、物語を読みたい ③読みやすい小説を探している といった方に、それぞれお楽しみいただけると思います! 一話ごと、それぞれに考えさせられるような短編小説です。 ひとつひとつ、立ち止まって思案することもよし、 流れのままに、最後まで一気に読み進めるもよし、 読み方によっても、様々な一面をみせるお話になっていますので、ぜひ! ▽ これからもたくさんの読みやすい短編集を本にしてお届けします! 新作の通知のため、ぜひ BOOTHのフォローをして 応援よろしくお願いします! また、割引キャンペーンやプレゼント企画の告知などもしますので、 SNSのフォローもよろしくお願いします! Ⅹ(旧Twitter):@say6novel 著者:セーイ6
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更にもう一話ぶん! noteかPDFで試し読み出来ます! note↓ https://note.com/say6novel/n/nd4a6cb0499e7 ------------------------------ 『クジラグモ』 今日、学校でクジラグモを読んだ。 みんなが手をつないで、雲のクジラに飛び乗った。 一緒に体操をして、大きな声であいさつをした。 男の子も女の子も先生も、元気に高くジャンプした。 クジラさんは嬉しそうに、みんなを乗せて飛ぶ。 きっとわたしがジャンプしたら届かなかっただろうな。 届かなくって、 風が吹いて、 着地に失敗して転んでいた。 でもクラスのみんなは上手にクジラグモの背中に乗れて、きっと青い空の探検にでかけるんだ。 クジラの背中から見る空は、高くて広いと思う。 小学校はちっちゃくなって、屋上から見た景色みたいになるんだろうな。 もっとちっちゃくみえちゃうかも。 見てみたいなぁ。 クジラといっしょに空を泳いだら、空の仲間たちとも会えるかな。 ペンギンさんに、羊(ひつじ)雲(くも)、大きなドラゴンさんの鱗(うろこ)もみたことがある。 空にはみんな浮かんでいるかな。 みんなと会えるかな。 本の生徒たちは、会えたかな。 わたしは背中から落っこちないか心配で、 一生懸命しがみつくんだと思った。 それでも薄目をあけて、おっきな空を眺めてみたい。 クジラグモと体操して、 ペンギンさんたちと泳いで、 羊雲みたいに浮かんで、 ドラゴンさんのうろこに驚いて、 そうしているうちにお昼の時間。 クジラグモは進路を変えて、学校へもどる。 お別れのとき、クラスのみんなはぴょんとおりて、先生もクジラグモにお礼を言って、最後に大きく手を振る。 わたしはみんなを出迎えて、空の旅について聞くの。 いろいろなお話をして、楽しい給食の時間になる。 その日はおうちに帰るまで、空をずっとみあげているだろうな。クジラグモをさがしてばかりで、怒られないようにしなくちゃ。 帰り道、 空は青くて、大きなクジラの雲がまたあらわれる。 わたしはひとり、うししと笑いながら、 クジラグモとたくさんおしゃべりする。 ペンギンさん、羊雲にドラゴンさんの鱗。 きっとクジラグモは体操をいっしょにしながら、わたしの家までついてくる。 ずーっといっしょにいたいけど。 大きなクジラグモはおうちの中には入れないから、 わたしは「また会えるよね?」とだけ聞いてみる。 クジラグモは大きく鳴いて、体操しながらお空に消えていくんだ。 またきっと会えるね。 ------------------------------ ここまで読んでいただきありがとうございます。 他にも多数の試し読みをご用意しております! 少しでも気に入った作品あれば、続きのご購入をご検討くださると幸いです! 今後とも応援よろしくお願いいたします。
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