春宵一刻
- 支払いから発送までの日数:7日以内物販商品(自宅から発送)¥ 700

サイズ:A5 形 体:オフセット 頁 数:76頁(表紙込) 発行日:2014.08.15 コピー誌にて発行した本を纏めた再録本。5話入り。試衛館時代、京、そして箱館に至る話を散りばめてますが、それぞれは独立した話です。 わりとわちゃわちゃしてる話が多いです。(サンプルは沖田さんですけど、ちゃんと斎土です、念のため)
春炬燵
寒がりな癖に格好付けが激しいんだから。 だいたい、まだまだ寒い日が続くっていうのに、なんで片付けちゃってるんですか。 きっと土方さんとこならまだ出てると思って来たのに、とんだ期待外れでがっかりですよ。 ぶつぶつ文句を言いながら饅頭に噛みつく。三口で飲み込み、当たり前のようにもう一つにも手を伸ばしてくるので、遠慮無くたたき落としてやる。 「痛っ」 避けもせずに叩かれた癖に、さも痛そうに手の甲をさすって息を吹きかけているのが態とらしい。 「痛いじゃないですか、もー」 すぐ手が出るんだから、土方さんは。 恨めしそうにふくれっ面をするのに向かって、一睨み。 (以下本誌にて)
もっと見る