1/700 戦時標準船 2A型AB船級取得貨物船 1隻
- 8,800 JPY
戦時標準船2A型は、戦後残された数少ない大型船で新造船の建造が制約された戦後日本では、劣悪な性能と解かりつつ是が非でも活用せざるを得なかったものの大型貨物船の就航先である海外航路では安全性の観点等で就航ができず、船主のみならずGHQからの指示もあり、改造方法が模索された結果、アメリカAB船級の取得が可能なことが判明し運輸省が取りまとめ役として改造船を募集し28隻を改造する事となったものの、内容は非常に大がかりで、船橋楼の新設、船尾エンジンを船橋楼への移設、二重底の新設、主機性能の見直し。と船容を一新するものとなり、船級取得とは直接の関係はないものの戦時標準船ならではの直線的な船体も可能な限り従来の見た目に近づけるよう、船尾形状を変更する改造もあわせて実施された。翌年には、フランスBV船級の取得についてはもっと簡易的な方法で対応が可能となったため、追加工事の実施は見送られたものの、戦後日本が国際社会へ復帰していく姿そのもの体現したかのような、その姿は喧伝されることは無くとも、静かに伝えられるべきものでは無いかと思われる。こうした大規模改修を受けたフネたちも船齢が20年を迎えようとする1960年代中頃までには次々と引退し姿を消していった。 本キットは西日本重工業(長崎)にて改造実施された「永禄丸」をモデルとしたキットとなっております。AB船級取得船はある程度近しい改造を実施していますが、細部は各造船所と船主の意向もあり異なる部分があります。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長:約 cm データ製作者:まったり造船課長 販売開始日 2024年 月 日