1/700 海上保安庁 巡視船「あまみ型」(PM95)
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350トン型巡視船の更新として平成3年度(1991)に計画されたのが、あまみ型巡視船となります。当時密漁や領海侵犯への対応から中型巡視船(PM)として前級にあたる、てしお(なつい)型は18ノットであったのに対して25ノットと異例の高速性を持って計画・建造され、このスピードを得るために船体軽量化のため、船橋等の上部構造物はアルミニウム合金化されていました。当初、1隻のみの建造でしたが、平成5年度、平成8年度の各補正予算にて追加3隻が建造され、各地の海の安全に対応しておりました。 ネームシップであるPM95「あまみ」が、広く名前を知られた契機が2001年12月に発生した「九州南西海域工作船事件」で、建造目的でもあった不審船の追跡を発端としたもので「みずき」「いなさ」「きりしま」と共に行動し、強行接舷による立ち入り検査を実施しようとした際、不審船から軽機関銃・自動小銃による銃撃を受け「きりしま」「あまみ」「いなさ」が被弾。特に「あまみ」は前述の通り高速性の確保のため防弾性を欠いていたため、船橋部に命中した100発以上の銃弾が貫通弾となり3名の負傷者を出す事態となりました。最終的に自沈した不審船は、捜査のため引上げられ各種調査の結果、北朝鮮の工作船であったと判断されました。 本船を含む上記4隻には「海上保安庁長官表彰」が授与され、船橋部にこれを記念するプレートが設置されました。その後も海の安全に尽くして参りましたが、老朽化には抗えず、姉妹船であるPM96「まつうら(くろかみ)」の退役、そして「あまみ」も2024年1月9日退役となり2024年現在、後期建造艇のPM97・98の2隻を残すのみとなりました。 本キットは、PM95「あまみ」とPM96「まつうら(くろかみ)」の前期建造艇2隻の竣工時を念頭としたキットとなっております。また、後期建造艇とは、マスト形状が大きく異なっております。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 また、エッチングパーツ・デカールなどは付属しませんので、ご了承ください。 完成時全長:約8.0cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日 PM95あまみ:2024年7月27日