1/700 丸井汽船「美代丸」山陽燃料汽船「第五桐丸」 2隻
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昭和初期の日本は度重なる不景気や経済恐慌が吹き荒れ、一次大戦期に量産された貨物船によって過剰供給状態に陥った海運業界は深刻な不況下に陥っていました。この影響は沿岸・近海輸送にも影を落とし、大型化が進んでいた汽船では1つの港での積み下ろしでは荷物が十分に集められず不経済化していたので、各種規制が緩い500総トン以下の小型な船体でありながら大きな船倉をとれるよう船尾に機関を配置し、それも蒸気機関に比べ小型で済むディーゼルエンジン(焼玉を含む)を搭載することで飛躍的に燃費・人件費・高速性に優れる「海上トラック」という新船種が誕生しました。 このコンセプトは、1930年代の日本で次々と建造されていきましたが、機帆船(木造船)を完全に代替するほどの勢いはまだなく、完全に機帆船と取って代わったのは戦後1960年代とされています。 そんな海上トラックの一例が1937年佐野安造船所で建造された「美代丸」と「第五桐丸」の姉妹船でいずれも沿岸・近海輸送に従事していましたが、1941年9月には2隻とも海軍に徴用され特設掃海艇として第三十三掃海隊に編入。山口県吉見港を拠点に活動をしていましたが両船とも終戦まで生き抜き、戦後も国内海運を支え、複数の船主を渡り歩きましたが昭和40年代には除籍されました。 ◆各バリエーションの特徴 ・戦前民間船時 戦前の民間船時代を再現するのを念頭にしたキットです。「美代丸」が所属した丸井汽船には同時期に同じ佐野安造船所で建造された「豊丸」「千代丸」が所属しており船体寸法や総トン数が同一なことから同型船と考えられますが、写真などがなく断定できない状態です。 ・戦前計画時(特設掃海艇) 本キットは、1937年11月に製図された戦前準備図の状態で、戦前に計画された艤装案になりますので、実際の戦時中の姿を模したものではありません。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装のパーツセットとなります。また、部品切り出しにニッパーなどが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長:約6.3cm データ製作者:まったり造船課長 販売開始日 戦前民間船:2025年4月14日 戦前計画時(特設掃海艇):2025年4月19日