1/700 東京市 浚渫船「駒形丸」(土運船2隻付)1隻
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明治の開国以来、横浜開港に続く東京開港は、明治期を通して議論されたものの、横浜側からの反対意見が強く断念された。とは言え、東京の水運の要たる隅田川河口部では大型の貨物船どころか4~500総トンの帆船すら潮の満ち引きを待って行動せざるを得ず、ハシケすら安心して航行できない状態でとても莫大な貨物をさばける状態ではありませんでした。これを打破すべく東京市は日露戦争まもない1906年「隅田川口改良工事」と銘打って水路の浚渫を行い水運の改善に着手しました。この際、大量の土運船や曳船・浚渫船が発注建造されましたが、中でも台場外側の浚渫を行うために建造されたのが本計画上唯一の自力航行が可能なバケット式浚渫船「駒形丸」でした。本船は オランダ、ウユルフコンラード(恐らくWerf Conrad社)にて建造・分解の上輸送され、東京石川島造船所にて組立られ1908年竣工しました。 竣工後、明治末期から大正年間を通じて浚渫作業は続けられ、関東大震災による壊滅的な破壊を受けながらも、蘇った帝都を支えるべく念願であった東京築港計画へと漕ぎつけるに至ったものの残念ながら、本船の最後がいつだったかは不明ですが、SCAJAP No.K216が附番されたとされているため、二次大戦を生き残ったものと思われます。 本キットは、浚渫船「駒形丸」と同時期に同用途で建造された、鋼製側開式土運船「土一号」(同型船として、土一号~土十五号が建造)が付属しています。また「駒形丸」は、基本的に操業時(浚渫時)の姿となっております。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 また、エッチングパーツ・デカールなどは付属しませんので、ご了承ください。 完成時全長 浚渫船「駒形丸」:約4.7cm 側開式土運船「土一号」:約4.4cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日:2024年8月11日