1/700 日本海軍 桃型・楢型駆逐艦 2隻
- 竣工・第一次大戦時4,500 JPY
- 掃海艇時4,500 JPY
一次世界大戦の勃発に伴い、急遽建造された樺型駆逐艦が無事に竣工した翌1916年から1917年にかけて建造されたのが「桃型駆逐艦」でした。初の二等駆逐艦であった桜型を最低限の手直しで量産した樺型と違い、新たに設計を起こしなおしたため、艦形は大型化し、凌波性の向上を目指して艦首形状を変更し、フレアとキャンバーを大きく取った形状は後の峯風型以降の駆逐艦へ通じる形状を確立したとされています。 竣工後、樺型に続き地中海へ赴き船団護衛に従事し活躍したものの国内の守りが手薄になることから、細部の見直しを行いながらもほぼ桃型と同型艦として追加計画されたのが、「楢型駆逐艦」です。こちらは辛うじて一次大戦に間に合ったものの主要な作戦には従事せず国内の守りに従事し、終戦を迎えました。 桃型、楢型ともその後は目立った活躍は無かったのですが、使い勝手の良さから大陸方面の警備にしばしば赴き、「楢」と「榎」については掃海艇に改造を受けましたが、太平洋戦争勃発前の1940年までには全隻除籍され前線での任務から外されました。唯一「樫」のみは満州国へ譲渡され「海威」と名を改め戦時中も活躍しましたが、1944年には戦没し、艦体が残存した「(旧)榎」と「(旧)柳」は軍艦防波堤として沈設され、特に「(旧)柳」については2024年現在もその姿を一部留めております。 ◆各バリエーションの特徴 ・竣工、第一次大戦時 竣工して第一次大戦に参戦した時の状態を想定したものとなります。また、本キットは「柳」の図面を参考としています。また、明治期・大正期の艦艇は各造船所への裁量が委ねられていた部分が多々あり、同型艦であっても細部は大きく異なる場合は散見されます。 ・掃海艇時 1930年(昭和5年)に掃海艇へ編入された「第九号掃海艇(旧楢)」の図面を参考としたもので、魚雷等の主要兵装が撤去され掃海設備を運用するための諸設備が搭載されています。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装のパーツセットとなります。また、部品切り出しにニッパーなどが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 完成時全長: cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日 竣工・一次大戦時:202-年 月 日 掃海艇時:202-年 月 日