1/700 東京湾汽船 内航客船「葵丸」 1隻
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伊豆大島と東京を結ぶ航路を運営していた東京湾汽船は、1927年の昭和金融恐慌による経営陣の入れ替えに伴い、それまでの貨物主体の輸送を旅客主体となるように舵を切り、蒸気レシプロの貨客船から優速のディーゼル旅客船の新造を決定し、伊豆大島の観光地化を計画しました。 計画により1929年に新造された「菊丸」は、ちょうどブームとなっていた大島観光需要に支えられ船客需要は盛況で、続く第二船として「葵丸」も1933年に建造され、温泉地としても知られる下田に寄港する東京・大島・下田航路に就航しました。その船容は当時の内航客船としては破格で、貴賓室に遊歩甲板には両舷一杯に設けられた巨大な社交室を有し「菊丸」の船客定員327名の倍に当たる650名を収容できるほどのものでした。その大型船を持ってしても当時の大島観光需要の伸びは異例でさらに大型かつ、流線型を誇る「橘丸」の建造へ繋がっていきましたが、1937年日中戦争の勃発に伴い観光需要は減少していく中、1939年の12月「葵丸」は大島の海岸に座礁。全損という憂き目にあい平時ながら6年という短い生涯を閉じる事となりました。余談ながら、この事故の4年前にも浅瀬に乗り上げる事故があり救援に向かった「菊丸」が座礁するという不運もありました。 本キットは、「葵丸」の就航時の姿を再現することを目的としたキットです。 3D光造形プリンター製で自宅造形となりますので、品質にばらつきがある可能性がございます。また、積層跡があり、未塗装組立キットとなります。また、船体と台座の切り外しにホビー用ノコギリ(レザーソー)などが必要です。接着は、瞬間接着剤+硬化促進剤を想定しております。 また、エッチングパーツ・デカールなどは付属しませんので、ご了承ください。 完成時全長:約8.9cm データ製作者:まったり造船課長 発売開始日:2024年8月23日