[DCTL]Anamorphic Flares — シネスコの横長フレアを足す
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映画館のスクリーンで、光源から横一文字にすっと伸びる、あの青い光の筋。アナモフィックレンズが生む「シネスコっぽさ」の正体です。 普通、あれを後から足すなら、フレア素材の動画を用意して画面に重ね、加算で合成します。けれど焼き込み素材は、光源の位置も角度も強さもあらかじめ決まっている。カットの中の光と場所が合わなければ、途端に嘘っぽくなり、使えません。 Anamorphic Flares は、素材を重ねるのではなく、Log空間で動くDCTLとしてフレアを「生成」します。画面の中にある明るい光源——Thresholdで抜き出した輝点——から、光源ごとに独立してストリークが伸びる。だから街灯にも、窓の反射にも、ヘッドライトにも、それぞれの場所から自然に光が走ります。 しかも効果はリニアの光として物理的に加算されるので、そのあとに乗せるルックや出力変換を壊しません。 1本のDCTLに5つのプリセットを収録。UIで切り替えるだけです。 ■ 収録の5プリセット ・Classic Blue … 王道の横長の青ストリーク(既定プリセット)。迷ったらまずこれ ・Sci-Fi Cyan … 強く長い青緑に回折(虹)を効かせる。SF・近未来・ハイテク感 ・Gold Vintage … 暖色でオールドレンズ風。左右非対称をやや強めに、ノスタルジックな空気 ・Rainbow Prism … 回折を強めた見せ場向け。虹色のフリンジがはっきり出る ・Emerald Green … 緑のストリーク。青が定番の中で、あえて個性を出す一手 ■ 焼き込み合成と、何が違うのか フレア素材を重ねる方式は、光源の位置・角度・強さがはじめから固定されています。カットの光源とズレても、直せません。 Anamorphic Flares は、素材ではなく計算でフレアを作ります。 ・Log空間で動く。センサーが受ける前の光として扱うので、既存のグレードを壊さない ・カットごとに追い込める。長さも角度も強さも、クリップ単位で調整できる 素材合成では避けられなかった「位置が合わない」「強さがあとから変えられない」が、根本からなくなります。 ■ 安っぽくならない、リアルな質感 線を引いただけのフレアは、CGっぽく浮いて見えます。実際のアナモフィックレンズが見せる“本物のにじみ方”を、細部まで作り込みました。 ・芯は締まり、まわりはやわらかい。厚みのある光になる ・1本の筋の中で、根元から先端へ色が移り変わる ・強い光源には、控えめな虹色がにじむ(オン/オフ可) ・明るい光ほど長く伸び、自然に画の主役になる ・きっちり対称すぎない、わずかな揺らぎ。だから作り物に見えない ■ パラメーター ・Threshold … 種にする輝度。どの明るさから光らせるか ・Angle … ストリークの傾き。水平の王道から、斜めまで自由に ・Length … 片側の長さ ・Core Strength … 芯(筋の中心)の強さ ・Streak Delicate … 筋の繊細さ・質感の調整 ・Source Camera … 素材のLogを選ぶ(各社Log対応) ・Flare Type … フレアの種類(5プリセットを切替) ・Quality … 処理品質(Low / Med / High) 編集中は Quality を下げて軽く、書き出し前に High へ。プレビューの快適さと最終品質を両立できます。 ■ 対応する入力(Source Camera) 素材のLogを Source Camera で選ぶだけ。各社の主要Logに対応しています。 Sony S-Log3 / S-Gamut3 Sony S-Log3 / S-Gamut3.Cine ARRI LogC3 / AWG3 ARRI LogC4 / AWG4 Fujifilm F-Log / F-Gamut RED Log3G10 / REDWideGamut Panasonic V-Log / V-Gamut Nikon N-Log / BT.2020 Apple Log / Rec.2020 Canon C-Log2 / Cinema Gamut Canon C-Log3 / Cinema Gamut 正しいLogを選ぶことで、フレアを正しい光として計算します。 ■ こんなカットに ・夜景・ネオンの繁華街 ・ヘッドライトや街灯の走る道路 ・ライブ・ステージ照明 ・MV・ファッション・プロダクト ・焚き火・キャンドル 明るい光源のあるカットなら、どれも見せ場になります。 ■ Diffusion Filter との組み合わせ 同じショップの Diffusion Filter(拡散フィルター)と重ねると、光学的に相性がいい。 拡散はレンズ内での光の散乱、フレアもレンズ内での反射・回折。どちらもセンサーが受ける前に起きる現象です。だから、順番はこうなります。 [拡散(Diffusion Filter)]→[フレア(Anamorphic Flares)]→[出力変換]→ 表示 拡散でハイライトを柔らかくしてからフレアを足し、最後に表示へ変換する。この鎖が、実際のレンズの中で光が辿る順番と一致します。 ■ 導入 1. .dctle ファイルを LUT フォルダに入れる macOS /Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinci Resolve/LUT/ Windows C:\ProgramData\Blackmagic Design\DaVinci Resolve\Support\LUT\ ※ LUT フォルダの中なら、好きな名前のサブフォルダを作って整理できます 2. DaVinci Resolve を再起動(起動中ならLUTブラウザで右クリック → リストを更新) 3. カラーページで OpenFX → DCTL をノードに適用し、DCTL List から選ぶ 詳しい手順は同梱の README.txt に書いています。 ■ よくある質問 Q. 実在のアナモフィックレンズの複製ですか? A. 特定の製品の複製ではありません。アナモフィックレンズで起きる光学現象——横長のストリークや虹色の回折——を数式で組み立てたものです。仕上がりはご自身の目で選んでください。 Q. 5種類はそれぞれ別の商品ですか? A. いいえ。1本のDCTLに5プリセットすべてが入っています。UIで切り替えるだけです。 Q. ルックや出力変換と併用できますか? A. できます。フレアはリニアの光として加算されるので、ルックや出力変換との前後関係を保ったまま重ねられます。拡散 → フレア → 出力変換の順を守ってください。 Q. 重くなりませんか? A. Quality を Low / Med / High から選べます。編集中は下げて再生を軽くし、書き出し前に High へ。 ■ 動作環境 ・DaVinci Resolve Studio ・DCTLはStudio版の機能のため、無料版では動作しません ・macOS / Windows / Linux




