Film: Cinema Stocks 6|DaVinci Resolve 用 映画のための乳剤DCTL(ハレーション0〜2・粒0〜0.3・11カメラ対応)
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映画・動画のための乳剤を6本。シネマネガ3種+低彩度のエメラルド系+強いハレーション+ 上映プリント。ハレーション(光の滲み)を持つのがルック4パックとの違いです。 効き量は 0〜1 で連続。ハレーションの強さも、粒の量も、あとから触れます。 ■ ハレーションが、スライダーになっています フィルムの「らしさ」は色だけではありません。強い光がフィルムのベース層で跳ね返り、 光源のまわりが赤く滲む——ハレーションです。街灯、窓の反射、ヘッドライト。あれが乗ると、 一気にフィルムの絵になります。 このパックの5本は、その滲みを計算して足しています。素材を重ねているのではないので、 画面の中の実際の光源から、実際の明るさに応じて滲みます。 そして強さは Halation Strength で 0〜2。既定値は銘柄ごとに違います。 Cine Negative 500T 0.45 夜の街に馴染む量 Cine Negative 250D 0.30 昼光向けに控えめ Cine Negative 50D 0.15 最小限。輪郭を残す Emerald Negative 500T 0.35 低彩度に合わせた柔らかい滲み Halation 800T 0.90 これが主役。街灯が大きく赤く滲む Theatrical Print ― 上映プリントなので持ちません 0 にすれば完全に切れます。強すぎたと思ったら下げる、もっと欲しければ 2 まで上げる。 撮影後に決め直せます。 ■ 「かけすぎた」を、あとから戻せますか 焼き込み済みのLUTは、当てるか当てないかの二択です。半分だけ、という指定ができない。 仕方なくノードの不透明度で薄めると、色だけでなくコントラストまで戻ってしまいます。 このDCTLには Look Strength があります。0〜1の連続した値です。 0.0 … 色づけを外す(フィルムのトーンは残ります) 0.5 … 半分だけ 1.0 … 全部 しかもこの合成は Log 空間で行われます。表示用に変換したあとで薄めるのとは、 濁り方がまったく違います。 ■ 収録(6本) ・Cine Negative 500T 夜/タングステンの王道。青が沈み、肌を守り、黄緑を整理した映画ネガ調 ・Cine Negative 250D 昼光向け。ハイライトが金色に転び、細かい粒状で素直 ・Cine Negative 50D 最微粒子・最鮮鋭。光学的にいちばんクリーンで、色を足さずに階調だけを作る ・Emerald Negative 500T 低彩度で肩が長い(ハイライトが粘る)。エメラルド緑と、ミント寄りの影 ・Halation 800T 巨大な赤いハレーション。黒がわずかに浮き、影はティール寄り ・Theatrical Print 上映プリント調。影がシアン、黒が深く、ハイライトが暖かい 6本とも別々のDCTLファイルです。ノードごとに使い分けられます。 ■ 粒も、触れます Grain で 0〜0.3。既定は銘柄ごとに違います(500T 0.050/250D 0.035/50D 0.020/ Emerald 0.045/Halation 800T 0.055)。0 にすれば完全に切れます。 動画では粒が毎フレーム自動で動きます。設定は要りません。止まった粒はフィルムではなく レンズの汚れに見えるので、内容から種を作って毎フレーム変えています。 Theatrical Print だけ粒を持ちません。上映プリントは元素材の粒を写し取る側なので、 自分では足さない、という作りです。 ■ 出力変換は、内蔵しています このDCTL 1本で、Log から表示まで完結します。後ろに出力変換を置く必要はありません。 出力先は9種類から選べます。 Rec.709 SDR (100nit BT.1886) / sRGB Display / P3-D65 SDR Rec.2020 PQ (1000nit / 4000nit) / P3-D65 PQ (1000 / 2000 / 4000nit) Rec.2020 HLG (1000nit) SDRの納品でも、HDRの納品でも、乳剤を差し替えずに済みます。 ■ すでに色管理を組んでいる方へ Output に「None (Log passthrough)」があります。 これを選ぶと変換せずLogのまま出力するので、Resolve のカラーマネジメント(RCM)や CSTノード、ACES で組んだ鎖の途中に、そのまま挿せます。二重変換になりません。 [露出] → [拡散] → [フレア] → [乳剤(None)] → [お使いの出力変換] → 表示 ■ 対応する入力(11種) ・Sony S-Log3 / S-Gamut3 ・Sony S-Log3 / S-Gamut3.Cine ・ARRI LogC3 / AWG3 ・ARRI LogC4 / AWG4 ・Fujifilm F-Log / F-Gamut ・RED Log3G10 / REDWideGamut ・Panasonic V-Log / V-Gamut ・Nikon N-Log / BT.2020 ・Apple Log / Rec.2020 ・Canon C-Log2 / Cinema Gamut ・Canon C-Log3 / Cinema Gamut Source Camera で選ぶだけです。カメラが混在する現場でも、同じ乳剤を同じ見え方で当てられます。 ■ パラメーター ・Look Strength … 効き量(0〜1、既定 1.0) ・Halation Strength … 滲みの強さ(0〜2。Theatrical Print を除く5本) ・Grain … 粒状の量(0〜0.3。Theatrical Print を除く5本) ・Brightness … 明るさ(-2〜+2) トーンカーブの手前で露出を動かします。暗くする側はほぼそのぶん沈み、 明るくする側はハイライトほど穏やかに乗るので、白が飛びにくくなっています ・Contrast … コントラスト(-1〜+1) ・Vibrance … 鮮やかさ(-1〜+1) ・Source Camera … 入力のLog形式(11種) ・Output … 出力先(9種 + None) ■ 使い方 光学FXより後ろ、いちばん最後に置きます。 [露出] → [拡散] → [フレア] → [乳剤] → 表示 拡散やフレアはレンズの中で起きる現象なのでセンサーより前、乳剤は記録された素材に 色を作る工程なのでその後ろです。 ルックのパック(Cinema Looks / Genre Atmospheres など)とは重ねずに、 どちらか一方を使ってください。どちらも色づけと粒を持つので、重ねると二重にかかります。 ■ こんな方に ・作品にフィルムの質感が欲しい。色だけでなく、光の滲みまで含めて ・ハレーションの量を自分で決めたい ・粒を足したい/切りたいを、あとから選びたい ・カメラが混在する案件で、同じ乳剤を同じ見え方で当てたい ・SDRとHDRの両方で納品する ■ 導入 1. .dctle ファイル6つを LUT フォルダに入れる macOS /Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinci Resolve/LUT/ Windows C:\ProgramData\Blackmagic Design\DaVinci Resolve\Support\LUT\ ※ LUTフォルダの中なら、好きな名前のサブフォルダを作って整理して構いません。 2. DaVinci Resolve を再起動(またはLUTブラウザで右クリック →「リストを更新」) 3. カラーページで OpenFX > DCTL をノードに適用し、DCTL List から選ぶ 詳しい手順は同梱の README.txt に書いてあります。 ■ よくある質問 Q. 実在のフィルム銘柄の再現ですか A. いいえ。特定の製品を測って合わせたものではありません。「夜の街が青く沈んで肌が残る」 「街灯が赤く大きく滲む」といった、絵の性格を作っています。銘柄名も付けていません。 Q. LUTと何が違いますか A. LUTは変換結果を並べた数値テーブルで、当てるか当てないかの二択です。これは計算式なので、 効き量やハレーションの強さを連続して変えられます。格子の誤差もありません。 Q. Photo Stocks との違いは A. こちらは映画・動画向けで、ハレーションと上映プリントを含みます。Photo Stocks は スチル写真の乳剤で、ネガ3種+リバーサル3種。ノスタルジーとポートレート寄りです。 Q. Universal Output Transform も必要ですか A. 不要です。この乳剤が出力変換まで済ませます。すでに出力変換を組んでいる場合は Output を None にしてください。 Q. 写真のRAWに使えますか A. Log素材向けに作っています。現像済みの写真に当てると、想定した見え方になりません。 Q. 重くなりませんか A. ハレーションは画面をぼかす処理なので、ルックだけのDCTLよりは重くなります。 軽くしたいときは Halation Strength を 0 にしてください。滲みの計算が外れます。 ■ 動作環境 ・DaVinci Resolve Studio 18 以降 ・DCTLはStudio版の機能です。無料版のDaVinci Resolveでは動作しません ・macOS / Windows / Linux







