Genre Atmospheres 4|DaVinci Resolve 用 ジャンル演出ルックDCTL(効き量0〜1可変・11カメラ対応)
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ホラー、SF、サイバーパンク、荒野。観客が1秒で「これは何の話か」を察する色を4本。 効き量は 0〜1 で連続。やりすぎたと思ったら、あとから戻せます。 ■ ジャンルの色は、肌の扱いで決まる 映画的グレードの定石は「世界観を乗せながら、肌は守る」です。肌まで染めると安く見えるからです。 ジャンル物は、そこが逆になります。 ホラーで肌がつやつやしていたら、怖くない。SF施設で肌に赤みが残っていたら、無菌に見えない。 このジャンルでは、肌を守らないことが正解です。 Horror Cold Green は、肌の密度を上げて彩度を落とし、色相を少しずらします。 血の気が引いて、土気色になる。狙ってそうしています。 Sci-Fi Clinical Cyan は、赤と黄の彩度を落としてシアンを持ち上げます。 人の顔から体温が抜け、環境の一部になります。 肌を壊す方向にも、加減があります。全部を灰色にすれば怖くなるわけではない。 どこを残してどこを殺すかで、ジャンルの記号になるか、ただ汚い絵になるかが分かれます。 ■ 収録(4本) ・Horror Cold Green ホラー。病的な緑で肌の血色を殺す ・Sci-Fi Clinical Cyan SF施設。無菌的なシアン白と硬質な黒。4本で唯一、粒を持たない ・Cyber Neon Night サイバーパンク夜景。青紫とシアンだけを残し、黄と緑を抜く。ネオンがにじむ ・Western Dust 荒野。青と緑を抜いて黄土を残す。プリンターライトで焼き込んだ乾いた暖かさ 4本とも別々のDCTLファイルです。ノードごとに使い分けられます。 ■ Cyber Neon Night は、ネオン以外の色を抜いています 夜景を青くするだけでは、サイバーパンクになりません。 このルックは、青・マゼンタ・シアンの彩度を上げ、黄と緑を落としています。 街灯のナトリウム灯や植栽の緑が沈み、ネオンサインだけが色を持って残る。 さらにハレーションで、明るいネオンから光がにじみます。 レンズの中で起きる散乱を計算で作っているので、看板の輪郭が溶けて夜気に混ざります。 ■ 「かけすぎた」を、あとから戻せる ジャンルルックは、強く当てないと効かない一方で、当てすぎると漫画になります。 Look Strength が 0〜1 の連続した値なので、そこを詰められます。 0.0 … 色づけを外す(フィルムのトーンは残ります) 0.5 … 半分だけ 1.0 … 全部 0 にしても完全な素通しにはなりません。ジャンルやフィルムの色づけ(クロストーク・色相 シフト・密度)が外れ、トーンカーブと階調は残ります。土台を保ったまま色だけを引ける、 という挙動です。完全に外したいときはノードごとオフにしてください。 しかもこの合成は Log 空間で行われます。表示用に変換したあとで薄めるのとは、 濁り方がまったく違います。 焼き込み済みのLUTでは、当てるか当てないかしか選べません。 ■ 出力変換は、内蔵しています このDCTL 1本で、Log から表示まで完結します。後ろに出力変換を置く必要はありません。 出力先は9種類から選べます。 Rec.709 SDR (100nit BT.1886) / sRGB Display / P3-D65 SDR Rec.2020 PQ (1000nit / 4000nit) / P3-D65 PQ (1000 / 2000 / 4000nit) Rec.2020 HLG (1000nit) HDRの納品形式は PQ と HLG の2系統あります。配信・劇場は PQ、放送と YouTube HDR は HLG が主です。 HLG は表示側の輝度に追従する方式なので、PQ のように nit 違いを選ぶ必要がありません。 ■ すでに色管理を組んでいる方へ Output に「None (Log passthrough)」があります。 これを選ぶと変換せずLogのまま出力するので、Resolve のカラーマネジメント(RCM)や CSTノード、ACES で組んだ鎖の途中に、そのまま挿せます。二重変換になりません。 [露出] → [拡散] → [フレア] → [ルック(None)] → [お使いの出力変換] → 表示 ■ 対応する入力(11種) ・Sony S-Log3 / S-Gamut3 ・Sony S-Log3 / S-Gamut3.Cine ・ARRI LogC3 / AWG3 ・ARRI LogC4 / AWG4 ・Fujifilm F-Log / F-Gamut ・RED Log3G10 / REDWideGamut ・Panasonic V-Log / V-Gamut ・Nikon N-Log / BT.2020 ・Apple Log / Rec.2020 ・Canon C-Log2 / Cinema Gamut ・Canon C-Log3 / Cinema Gamut Source Camera で選ぶだけです。カメラが混在しても、同じルックを同じ見え方で当てられます。 ■ パラメーター 4本に共通するもの ・Look Strength … 効き量(0〜1、既定 1.0) ・Brightness … 明るさ(-2〜+2) トーンカーブの手前で露出を動かします。暗くする側はほぼそのぶん沈み、 明るくする側はハイライトほど穏やかに乗るので、白が飛びにくくなっています ・Contrast … コントラスト(-1〜+1) ・Vibrance … 鮮やかさ(-1〜+1) ・Source Camera … 入力のLog形式(11種) ・Output … 出力先(9種 + None) ルックごとに付くもの ・Grain … 粒状の量 Horror Cold Green / Cyber Neon Night / Western Dust の3本 動画では、粒は毎フレーム自動で動きます。設定は要りません。 焼き込みのLUTやプラグインだと、粒が全フレーム同じ位置に乗って 「フィルムの粒」ではなく「レンズについた汚れ」に見えてしまいます。 ・Halation Strength … ハレーション(にじみ)の強さ Cyber Neon Night / Western Dust の2本。ネオンや西日のにじみ方を決めます ■ 使い方 光学FXより後ろ、いちばん最後に置きます。 [露出] → [拡散] → [フレア] → [ルック] → 表示 拡散やフレアはレンズの中で起きる現象なのでセンサーより前、ルックは記録された素材に 色を作る工程なのでその後ろです。 Cyber Neon Night は当方の Anamorphic Flares と相性がいい組み合わせです。 ネオンにハレーションが乗り、そこへ横方向のフレアが伸びます。フレアはルックより前です。 ■ こんな方に ・自主映画・MV・ショートフィルムでジャンルの世界観を素早く作りたい ・ホラーやSFで「肌が健康的すぎる」のを直したい ・夜景のネオンを、街灯や緑と分けて立たせたい ・ジャンルルックを当てて強すぎたとき、後から戻せる形にしておきたい ・カメラが混在する案件で、同じルックを同じ見え方で当てたい ■ 導入 1. .dctle ファイル4つを LUT フォルダに入れる macOS /Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinci Resolve/LUT/ Windows C:\ProgramData\Blackmagic Design\DaVinci Resolve\Support\LUT\ ※ LUTフォルダの中なら、好きな名前のサブフォルダを作って整理して構いません。 2. DaVinci Resolve を再起動(またはLUTブラウザで右クリック →「リストを更新」) 3. カラーページで OpenFX > DCTL をノードに適用し、DCTL List から選ぶ 詳しい手順は同梱の README.txt に書いてあります。 ■ よくある質問 Q. LUTと何が違いますか A. LUTは変換結果を並べた数値テーブルで、当てるか当てないかの二択です。これは計算式なので、 効き量を0〜1で連続して変えられます。格子の誤差もなく、レンジ外もそのまま計算されます。 Q. Cinema Looks とどう違いますか A. Cinema Looks は「世界観を乗せながら肌を守る」設計です。こちらは逆に、 ジャンルの記号として肌を意図的に崩します。用途が違うので、両方持っていても重複しません。 Q. 4本は別売りですか A. いいえ。4本すべて同梱です。それぞれ独立したDCTLファイルなので、ノードごとに使い分けられます。 Q. Universal Output Transform も必要ですか A. 不要です。このルックが出力変換まで済ませます。逆に、すでに出力変換を組んでいる場合は Output を None にしてください。 Q. Sci-Fi Clinical Cyan だけ Grain がありませんが A. 仕様です。無菌的な質感を狙っているので、粒を乗せていません。 粒が欲しい場合は、後段に別途グレインを足してください。 Q. 写真のRAWに使えますか A. Log素材向けに作っています。現像済みの写真に当てると、想定した見え方になりません。 Output を None にして色管理を組むか、DCTLの前で対応Logに変換してください。 ■ 動作環境 ・DaVinci Resolve Studio 18 以降 ・DCTLはStudio版の機能です。無料版のDaVinci Resolveでは動作しません ・macOS / Windows / Linux





