Woodblock Print|DaVinci Resolve 用 木版画風DCTL(色の面・インク・彫った線・別摺)
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写真を、木版で摺った一枚に。 Log を入れて、色の面・インク・彫った線・フィルムの粒まで。木版画の摺りを、ノード1本で。 ※DaVinci Resolve Studio 専用(無料版では動作しません) 写真の色を平らな面にまとめ、明るさを硬い境目の段に分け、色を数色のインクに寄せます。 そのうえで、色の境目に彫った版のような線を引き、仕上げにフィルムの粒をのせます。 いつも出力変換を置く場所に、ノードを1つ置くだけです。カメラの Log をそのまま受け取り、 SDR も HDR(PQ・HLG)も書き出せます。表示用の写真(JPEG など)や、出力変換を済ませた絵にも使えます。 ■ 版画に見えないのは、色が「なめらかすぎる」からです 写真は、色も明るさも、どこまでもなめらかにつながっています。 木版画は違います。色ごとに版を分け、数色の絵の具を摺り重ねるので、色は面になり、明るさは段になります。 さらに、輪郭は彫った版から摺った線で引かれます。 このDCTLは、その一つひとつを絵に足していきます。 ■ 作風を選ぶ(Style) 色の面の大きさ・段の数と境目の硬さ・面の中のぼかし・線の量と太さを、4つの作風にまとめました。 Shin-hanga ……… 標準。硬い段の境目と、面の中の大きなぼかし Soft Bokashi …… 面の中のぼかしを多く、空や水の階調を細かく。線は細く少なめ Bold Key Lines … 段を少なく、色の面を大きく、線を太く Hazy Landscape … かすみを除いてから版画に(曇りの海・遠くの山・夕暮れ) ■ 明るさと黒(Exposure・Black_Depth・Black_Tint・Black_Colour) Exposure は、版画にする前の写真の明るさを、EV(露出の段)の単位で変えます(カメラの Log をリニアに戻した所で掛けます)。 Black_Depth は黒の締まり、Black_Tint と Black_Colour は暗い所の色付きの量と色(藍・焦げ茶・江戸紫・墨)です。 既定では、Black_Colour を暗い所に色を付けない墨(Sumi)にし、黒を少し締めています。 暗い写真は、Black_Depth を下げ、Exposure を少し上げると、暗い所が持ち上がります。 ■ 数色のインクに寄せる 色の面の色は、限られたインクの色に寄せます。インクの色は、日本の伝統色名(朱・代赭・黄土・海松・緑青・浅葱・藍・江戸紫)の色見本から決めています。 緑は、元の写真の色味をおおむね保ちます(水辺の青みのある緑は青みを保ち、葉の緑は少し黄み寄りに)。 灰色に近い面(曇り空・壁・道)に、版画の地のような淡い色をのせたいときは、Ground_Colour を上げます(既定の 0 は灰色のまま)。 肌の色は、2つのインクのちょうど中間にあります。そのまま寄せると顔の中で2つの色に分かれてしまうので、 肌らしい色だけは「肌色」ひとつにまとめます。 ■ 同じ絵を、朝・夕・夜・霧に摺り分ける(Betsuzuri) 木版画には、同じ版木で摺る色だけを替えて、時刻や空気を変える摺り方があります(別摺)。 Betsuzuri を切り替えるだけで、1枚の写真を Day/Morning/Evening/Night/Mist/Lamplit Night の6通りに摺り分けられます。 Lamplit Night は、焦げ茶の闇に灯りが黄・橙で浮く夜です。 ■ 彫った版のような線(Line) 線は、色の境目の真上に、縁をくっきり引きます。 境目の差が大きいほど太く濃く、小さい(遠い・かすんだ)ほど細く薄くなります。 Line ………… 線の濃さ Line_Width … 線の太さ Line_Detail … 線を引く境目の細かさ(既定は細かい所まで。下げるほど大きな輪郭だけ) Line_Colour … 線の色。境目の両側の色の中間を暗くした「色の線」から、墨の線まで ■ フィルムの粒(Grain) 仕上げに、フィルムの粒をのせます。下地には、紙の色をうっすら残します。 Grain で粒の強さを調整し(0 で粒なし)、Grain_Motion で写真用(粒を固定)と動画用(コマごとに替える)を切り替えます。 動画用(Every frame)にすれば、カメラが動いても、絵が粒の下をすべって見えません。 ■ 彩度と深み(Saturation/Colour_Depth) Saturation は彩度、Colour_Depth は色の深みです。Colour_Depth を上げると、色のある所だけが濃く摺ったように深くなり、 灰色・紙の白・黒は動きません。 ■ 入力と出力 Source_Camera … Sony・ARRI・Fujifilm・RED・Panasonic・Nikon・Apple・Canon の Log 11種 + 表示用の素材(JPEG・HEIF・Rec.709 の動画など) Output ……… Rec.709・sRGB・P3 の SDR、Rec.2020/P3 の PQ、Rec.2020 の HLG(9種) HDR では、紙の白を 203 nits(ITU-R BT.2408 の基準の白)に置きます。 ■ 向いている素材 ・形と色がはっきりした、明るめの風景(湖・花・町並み・社寺) ・写真(静止画)。線や粒まで見せたい一枚 ■ 向いていない素材(先に書いておきます) ・4K のリアルタイム再生(重い空間効果です。当方の Mac で 1920×1080 は1コマ約 35ms、4K は約 170ms。 4K はレンダーキャッシュか、1920×1080 のタイムラインで作って書き出すのがおすすめです) ・細かい模様ばかりの絵(一面の草むらなど)。色の面が細かく割れ、版画らしい大きな面になりません ■ 動作環境 ・DaVinci Resolve Studio(動作確認は Studio 21.0.2・macOS(Apple Silicon)) ・DCTLはStudio版の機能です。無料版では動作しません ・GPUメモリ 4GB以上を推奨(4K は8GB以上) ■ 同梱物 ・Woodblock Print.dctle(暗号化済み・1本) ・README(日本語・英語)/ LICENSE(日本語・英語) ※ ver.1(2026-10-12)は2本のノード(1 Ink・2 Paper)でした。ver.2 で1本にまとめ、入力と出力を選べるようにしました。 ver.1 で作ったプロジェクトがある場合は、ver.1 のファイルも残しておいてください。 ※ ver.2.1 で、Exposure・Grain・黒のつまみ(Black_Depth・Black_Tint・Black_Colour)を足し、 Ink_Palette・Paper・Style の Night & Dark を外しました。ver.2.0 で作ったノードは、入れ替えるとつまみの値がずれるので、 ノードの DCTL をリセットしてから合わせ直してください(README に手順があります)。 ※ ver.2.2 で、緑をオリーブへ回すのをやめ、地の色の Ground_Colour を足し、既定値を変えました (黒を少し締める・線を細かい所まで引く・粒を弱める・暗い所と灰色の面に色を付けない)。 ver.2.1 で作ったノードは、入れ替えてもつまみの値がずれません。 ■ 利用条件 商用利用できます(クレジット表記は不要)。再配布・改変はできません。 詳しくは同梱の LICENSE.txt をご覧ください。
















